こんにちは、カメラギアセレクト管理人のユウです。
OLYMPUS PEN E-P7は、バッテリーとメモリーカードを含めても337gという小型ボディーが魅力のミラーレスカメラです。
だから交換レンズも、単純に高性能なものを選べばいいわけではありません。
大きく重いレンズを付けると、E-P7ならではの「気軽に持ち出せる」という良さが薄れてしまいます。
日常の街歩きなら17mmや25mmクラスの明るい単焦点、旅行なら小型の標準ズーム、人物を大きく撮るなら45mm、遠くの被写体を撮る予定があるときだけ望遠ズームを追加する。
この考え方なら、必要以上にレンズを増やさずに済みます。
この記事では、OLYMPUS PEN E-P7に装着できる交換レンズの中から、M.ZUIKOを中心に小型単焦点とズームを比較します。
PanasonicのLUMIX Gレンズとの互換性や、キットレンズを持っている場合の次の一本についても見ていきます。
記事のポイント
- PEN E-P7に合う小型単焦点の違い
- 旅行向け標準ズームと高倍率ズームの選び方
- 人物や望遠撮影に必要な焦点距離
- マイクロフォーサーズの互換性と購入時の注意点
PEN E-P7のレンズ選び
PEN E-P7用の交換レンズを探すなら、最初に確認したいのがマウント、35mm判換算の画角、そしてレンズを付けた状態での大きさです。
E-P7は小型なので、レンズ単体の性能だけで選ぶより、カメラと組み合わせたときにどのくらい持ち歩きやすいかまで見たほうが選びやすくなります。
マイクロフォーサーズを選ぶ
PEN E-P7はマイクロフォーサーズマウントを採用しています。
PENTAXのカメラではなく、OLYMPUSブランドで発売されたOMデジタルソリューションズのミラーレスカメラです。
そのため、交換レンズを購入するときは「OLYMPUS用」という名前だけを見るのではなく、マイクロフォーサーズ規格に対応しているかを確認してください。
M.ZUIKO DIGITALシリーズはもちろん、マイクロフォーサーズ規格に対応するPanasonicのLUMIX Gシリーズなども候補になります。
マウントそのものについて詳しく確認したい場合は、カメラレンズのマウント種類と互換性も参考にしてください。
マイクロフォーサーズはメーカーの枠を越えてカメラと対応レンズを組み合わせられる規格ですが、メーカー独自機能まですべて同じように動作するとは限りません。
AEやAFなど基本部分は規格化されていますが、手ブレ補正の連携や一部機能については個別の組み合わせを確認する必要があります。
(出典:フォーサーズ&マイクロフォーサーズ「よくあるご質問」)
焦点距離は約2倍換算
マイクロフォーサーズでは、レンズに書かれている焦点距離のおおむね2倍が35mm判換算の画角になります。
| レンズの焦点距離 | 35mm判換算の目安 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| 12mm | 約24mm相当 | 風景・室内・建築 |
| 14mm | 約28mm相当 | 旅行・風景・日常 |
| 17mm | 約34mm相当 | 街歩き・スナップ |
| 20mm | 約40mm相当 | 日常・スナップ |
| 25mm | 約50mm相当 | 人物・料理・日常 |
| 45mm | 約90mm相当 | 人物・ペット |
| 150mm | 約300mm相当 | 運動会・動物・遠景 |
ここで注意したいのは、17mmレンズそのものが34mmになるわけではない点です。
焦点距離は17mmのままで、E-P7で撮影したときの画角が35mm判の34mmレンズに近くなります。
焦点距離やF値そのものが分かりにくい場合は、交換レンズの種類・焦点距離・選び方から確認すると理解しやすいですよ。
小型ボディとのバランスを見る
E-P7の本体重量は、バッテリーとメモリーカードを含めて337g、本体のみなら289gです。
サイズも118.3×68.5×38.1mmなので、そもそも非常にコンパクトなカメラです。
さらに撮像センサーシフト式の5軸ボディー内手ブレ補正を搭載し、メーカー公表値では4.5段の補正効果があります。
そのため、17mm F1.8 IIや25mm F1.8 IIのようにレンズ内手ブレ補正を持たないレンズでも、E-P7側の手ブレ補正を利用できます。
レンズ内手ブレ補正なし=手ブレ補正なし、ではありません。
E-P7はボディー側に5軸手ブレ補正を搭載しています。
小型単焦点を選ぶ際にも覚えておきたいポイントです。
E-P7向けレンズ比較
まずは今回候補にしたレンズをまとめて比べてみます。
小型単焦点なら17mm、25mm、45mmが分かりやすく、ズームではキットレンズにも採用された14-42mm EZを基準にすると違いが見えやすくなります。

| レンズ | 種類 | 35mm判換算 | F値 | 重量 | 全長 |
|---|---|---|---|---|---|
| M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II | 単焦点 | 34mm相当 | F1.8 | 112g | 37.6mm |
| M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II | 単焦点 | 50mm相当 | F1.8 | 156g | 42mm |
| M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 | 単焦点 | 90mm相当 | F1.8 | 116g | 46mm |
| LUMIX G 20mm F1.7 II | 単焦点 | 40mm相当 | F1.7 | 約87g | 約25.5mm |
| M.ZUIKO ED 14-42mm EZ | 標準ズーム | 28-84mm相当 | F3.5-5.6 | 93g | 22.5mm |
| LUMIX G VARIO 12-32mm | 標準ズーム | 24-64mm相当 | F3.5-5.6 | 約70g | 約24mm |
| M.ZUIKO ED 12-45mm F4 PRO | 標準ズーム | 24-90mm相当 | F4 | 254g | 70mm |
| M.ZUIKO ED 40-150mm R | 望遠ズーム | 80-300mm相当 | F4-5.6 | 190g | 83mm |
| LUMIX G VARIO 35-100mm | 望遠ズーム | 70-200mm相当 | F4-5.6 | 約135g | 約50mm |
| M.ZUIKO ED 14-150mm II | 高倍率ズーム | 28-300mm相当 | F4-5.6 | 285g | 83mm |
数値だけを見ると軽いレンズが魅力的に見えますが、実際には画角が違います。
例えば17mm F1.8 IIと45mm F1.8は重量がほとんど変わらないのに、34mm相当と90mm相当なので撮れる写真はかなり違います。
◆ユウのワンポイントアドバイス
E-P7では「一番軽いレンズ」を探すより、「普段いちばん使う画角の中で軽いレンズ」を探すほうが失敗しにくいかなと思います。
軽くても自分が撮りたい画角でなければ、結局ほかのレンズへ交換することになるからです。
日常向け小型単焦点
E-P7の小ささを生かしながら、キットズームとは違う撮影を楽しみたいならF1.8前後の単焦点が候補になります。
特に17mmと25mmは日常用として扱いやすく、45mmは人物撮影へ方向を振ったレンズです。
17mm F1.8 II
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 IIは、日常用の一本として候補にしやすいレンズです。
焦点距離17mmは35mm判換算34mm相当。
風景全体を大きく取り込む超広角ではありませんが、人物だけに寄りすぎる標準・中望遠でもありません。
街並みと人物、カフェの店内、旅行先の風景、散歩中に見つけたものなど、周囲の雰囲気を残しながら撮りやすい画角です。

開放F値はF1.8。
重量112g、全長37.6mmなので、337gのE-P7と合わせても449gに収まります。
キットの14-42mm EZよりレンズ自体は少し重くなりますが、それでも500gを下回る組み合わせです。
最短撮影距離は0.25m。
最大撮影倍率は0.08倍で、35mm判換算では0.16倍相当となっています。
レンズ内手ブレ補正はありませんが、E-P7にはボディー内5軸手ブレ補正があります。
2025年発売のII型は防塵・防滴に対応しています。
ただしE-P7本体は防塵・防滴ではないため、レンズをII型にしただけでシステム全体が雨天対応になるわけではありません。
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25mm F1.8 II
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 IIは、35mm判換算50mm相当になる標準単焦点です。
17mmより少し狭く、見せたい被写体を画面の中でまとめやすい画角になります。
人物、料理、雑貨、テーブルフォト、日常のスナップなど、撮りたいものが比較的はっきりしている場面に使いやすい一本です。
開放F値はF1.8で、重量156g、全長42mm。
E-P7との組み合わせは493gです。
最短撮影距離は0.25m、最大撮影倍率は0.12倍で、35mm判換算では0.24倍相当になります。
17mmと迷ったら、「景色や周囲まで写したいか」「被写体をもう少し大きく見せたいか」で選ぶと分かりやすいでしょう。
34mm相当の17mmは一歩引いた視点、50mm相当の25mmは被写体へ一歩近づいたような視点、と考えるとイメージしやすいですよ。
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20mm F1.7 II
さらに薄さを優先するなら、PanasonicのLUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.も候補になります。
マイクロフォーサーズ規格なのでE-P7へ装着でき、焦点距離20mmは35mm判換算40mm相当です。
17mmの34mm相当と25mmの50mm相当のほぼ中間にあたり、日常写真で使いやすい画角といえます。
大きな特徴は約87g、全長約25.5mmという薄さです。
E-P7と合わせても単純計算で約424gなので、パンケーキレンズらしい小さな組み合わせになります。
開放F値もF1.7です。
ただし、このレンズは写真撮影時のコンティニュアスAFに対応していません。
またフォーカス動作時の音や振動が動画へ記録される場合があります。
小ささを最優先した静止画用としては魅力がありますが、動く被写体を追い続けたい場合や動画中心なら、この特性まで踏まえて選んでください。
45mm F1.8
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8は人物撮影を重視するなら見逃しにくいレンズです。
35mm判換算90mm相当の中望遠で、開放F1.8。
背景をぼかしながら人物やペットを撮りたい場面と相性があります。

驚くのはサイズで、重量は116g、全長46mmです。
E-P7との合計重量は約453g。
17mm F1.8 IIとの重量差はわずか4gですが、34mm相当と90mm相当なので役割はまったく違います。
最短撮影距離は0.5m、最大撮影倍率は0.11倍で35mm判換算0.22倍相当です。
人物の上半身や顔を少し離れたところから撮る用途には使いやすい反面、狭い室内では後ろへ下がれず、画角が狭すぎる場合があります。
小型単焦点を選ぶ目安
街歩きや旅行なら17mm、料理や人物を自然な距離で撮るなら25mm、薄さ重視なら20mm、人物やペットを中望遠で撮るなら45mmが候補です。
旅行向け小型ズーム
旅行では撮るものが次々と変わります。
景色を広く写した直後に人物を撮り、そのあと料理を撮ることもありますよね。
そんな場面では焦点距離を変えられる標準ズームが便利です。
E-P7では、14-42mm EZを基準に考えると選択肢を比べやすくなります。

14-42mm EZ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZは、E-P7のレンズキットにも採用された電動標準ズームです。
14-42mmは35mm判換算28-84mm相当。
広角から中望遠まで、日常で使用頻度の高い範囲を一本でカバーできます。
重量は93g。
電源OFF時の全長は22.5mmしかありません。
E-P7との合計重量も約430gで、実は17mm F1.8 IIを付けた449gより軽い組み合わせです。
最短撮影距離は14mm時0.20m、42mm時0.25m。
35mm判換算の最大撮影倍率は0.46倍相当です。
風景、街歩き、料理、人物などを一本で撮れるため、「とりあえずカメラをバッグへ入れて出かける」というE-P7らしい使い方に合います。
ただ、開放F値はF3.5-5.6です。
F1.8単焦点と比べると、暗い場所でシャッタースピードを確保したい場面や大きな背景ボケを作りたい場面では違いが出ます。
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZをAmazon・楽天市場で比較するなら、新品だけでなくキットから取り外された中古品も含め、電動ズームや沈胴動作の状態を確認したいところです。
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12-32mmの広角を選ぶ
PanasonicのLUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6も、E-P7を小さくまとめたい場合の候補になります。
35mm判換算では24-64mm相当。
14-42mm EZの28-84mm相当より望遠側は短いものの、広角側が24mm相当まで広がります。
重量は約70g、収納時全長は約24mmです。
E-P7との単純合計は約407gなので、とにかく軽くまとめたい人には魅力があります。
旅行先の大きな建物、狭い室内、広い景色では24mm相当が役立ちます。
反対に人物を少し大きめに写したい場面では、64mm相当までしか伸びない点を考えておきたいところです。
レンズにはMEGA O.I.S.が搭載されていますが、E-P7との組み合わせではメーカーをまたぐため、独自の手ブレ補正連携などについては個別の対応を確認してください。
12-45mm F4 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROは、パンケーキズームほどの薄さより、広角・近接撮影・ズーム全域F4を重視したい人向けです。
焦点距離は35mm判換算24-90mm相当。
14-42mm EZより広角にも望遠にも少し広がります。
重量254g、全長70mmなので、E-P7との組み合わせは約591gです。
14-42mm EZ装着時の約430gと比べると161g増えるため、ポケット感覚で持つというより、小さめのカメラバッグでしっかり撮影する組み合わせになります。
注目したいのが近接撮影です。
最短撮影距離は広角側0.12m、望遠側0.23mで、35mm判換算の最大撮影倍率は0.5倍相当。
旅行先の花や料理、小物などへ寄って撮る機会が多いなら、単なる焦点距離だけでは見えないメリットがあります。
レンズ自体は防塵・防滴仕様ですが、E-P7本体には防塵・防滴性能がありません。
防塵・防滴レンズを付けてもE-P7全体が防塵・防滴になるわけではありません。
17mm F1.8 II、25mm F1.8 II、12-45mm F4 PROなどを選ぶ場合も、E-P7本体の仕様と分けて考えてください。
14-150mmを一本で使う
旅行でレンズ交換そのものを減らしたいなら、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIという選択肢があります。
35mm判換算28-300mm相当を一本でカバーする高倍率ズームです。
重量285g、全長83mmで、E-P7と合わせると約622gになります。
14-42mm EZのようなパンケーキサイズではありませんが、広角からかなりの望遠まで一本で撮れるため、交換レンズを何本も持って旅行する必要がありません。
観光地の風景から人物、少し離れた建物や動物まで一本で撮りたいなら便利です。
旅行用レンズを一本にまとめる考え方については、旅行用交換レンズの焦点距離の選び方でも詳しく紹介しています。
望遠が必要なら追加する
E-P7を買ったからといって、最初から望遠ズームまでそろえる必要はありません。
運動会、動物、鉄道、スポーツ、遠くの風景など、標準ズームでは届かないものを撮りたいと分かってから追加しても遅くありません。
40-150mm R
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rは、E-P7のEZダブルズームキットにも採用された望遠ズームです。
焦点距離40-150mmは35mm判換算80-300mm相当。
重量190g、全長83mmなので、300mm相当まで届く望遠ズームとしてはかなりコンパクトです。
E-P7との合計も約527gに収まります。
14-42mm EZと組み合わせれば、28-84mm相当と80-300mm相当を2本でほぼ連続してカバー可能です。
2本のレンズ重量を合わせても283gなので、大きな望遠システムを持ち歩きたくない人にも候補になります。
最短撮影距離は0.9m、最大撮影倍率は0.16倍で、35mm判換算0.32倍相当です。
35-100mmで小さくする
望遠側を200mm相当までに抑えてさらに小さくしたいなら、PanasonicのLUMIX G VARIO 35-100mm F4.0-5.6もあります。
35mm判換算70-200mm相当で、重量は約135g、収納時全長は約50mmです。
E-P7と合わせた単純合計は約472g。
M.ZUIKO 40-150mm Rより55g軽い代わりに、望遠端は300mm相当ではなく200mm相当までとなります。
「300mm相当まで本当に必要か」を考えると選びやすいでしょう。
望遠を買わない選択
日常の街歩き、家族写真、料理、旅行風景が中心なら、望遠ズームをほとんど使わない可能性もあります。
40-150mmは190gと軽量ですが、使わなければ190gの荷物が増えるだけです。
特定の旅行や運動会だけで望遠が必要なら、その時だけレンタルする方法もあります。
逆に月に何度も使うなら、購入して持っておくほうが使いやすくなります。
◆ユウのワンポイントアドバイス
E-P7は本体が軽いからこそ、「念のため」でレンズを何本もバッグへ入れるともったいないんですよ。
今日は17mm一本、旅行なら14-42mm一本というくらい割り切ったほうが、PENらしい軽快さを楽しみやすいと思います。
単焦点とズームの違い
単焦点とズームのどちらが上という話ではありません。
PEN E-P7では、何を撮るかだけでなく「カメラをどれだけ気軽に持って出たいか」で選ぶと分かりやすくなります。
日常なら17mmが使いやすい
日常の街歩きを中心に一本選ぶなら、17mm F1.8 IIの34mm相当は扱いやすい画角です。
人物だけを大きく切り取るのではなく、その人がいる場所や街の雰囲気も一緒に残せます。
112gなのでE-P7とのバランスも良く、F1.8の明るさも得られます。
ただ、14-42mm EZの14mm側ほど広くはありません。
大きな建物や狭い室内を広く撮ることが多いなら、標準ズームのほうが対応しやすい場面もあります。
人物なら25mmか45mm
人物を中心に撮るなら25mm F1.8 IIと45mm F1.8を比較したいところです。
25mmは50mm相当なので、人物だけでなく周囲も適度に入れられます。
室内でも45mmより距離を取りやすく、料理や小物にも使いやすい焦点距離です。
45mmは90mm相当になるため、人物をもう少し大きく見せたり、背景を画面から減らしたりしやすくなります。
屋外ポートレートなら45mm、室内や日常写真も一緒に撮るなら25mmという分け方がしやすいでしょう。
旅行ならズームが便利
旅行では撮影位置を自由に変えられないことがあります。
展望台ではこれ以上前へ進めない、店内では後ろへ下がれない、観光地では人が多くて立ち位置を選べない。
こうした場面ではズームが便利です。
小ささを最優先するなら14-42mm EZ、24mm相当の広角が欲しいなら12-32mm、近接撮影やF4固定まで求めるなら12-45mm F4 PRO、一本で望遠まで済ませるなら14-150mm IIという選び方ができます。
キットレンズの次の一本
E-P7を14-42mm EZレンズキットで購入した人は、すでに28-84mm相当をカバーしています。
そこで次の一本は「同じ画角を明るくするのか」「これまで撮れなかった望遠域を追加するのか」で考えてみてください。
ボケと明るさを足す
17mm F1.8 IIや25mm F1.8 IIは、焦点距離だけを見れば14-42mm EZの範囲内です。
つまり17mmや25mmを買っても、今まで撮れなかった画角が増えるわけではありません。
追加されるのはF1.8という明るさと、単焦点ならではの撮影スタイルです。
「14-42mmで画角には困っていないけれど、室内でも撮りやすくしたい」「もっと背景をぼかしたい」と感じているなら単焦点を追加する意味があります。
撮影範囲を広げる
14-42mm EZの望遠端は84mm相当です。
そこからさらに遠くを撮りたいなら40-150mm Rを追加すると、80-300mm相当まで使えるようになります。
こちらは単焦点追加とは違い、撮影できる距離そのものを大きく広げる選択です。
運動会や動物撮影を考えているなら、17mmや25mmを追加するより40-150mmのほうが目的に直結します。
最初から増やしすぎない
交換レンズを調べていると、広角、単焦点、望遠、マクロと次々に欲しくなります。
でもE-P7の魅力は、小さなボディーを気軽に持ち歩けることです。
まず14-42mm EZを使い、「もっとボケが欲しい」「もっと広く撮りたい」「遠くへ届かない」と感じた部分だけ補う方法で十分です。
レンズを追加する目的がはっきりしていれば、似た焦点距離のレンズばかり増えることも避けやすくなります。
互換性で間違えない方法
中古市場まで含めるとOLYMPUSの名前が付いたレンズは数多く見つかります。
ただし、OLYMPUS製なら何でもE-P7へ直接装着できるわけではありません。
Panasonicも装着できる
E-P7はマイクロフォーサーズなので、対応するPanasonic製LUMIX Gレンズも装着できます。
今回紹介した20mm F1.7 IIや12-32mm、35-100mmもマイクロフォーサーズ用です。
特にPanasonicには非常に薄いパンケーキレンズがあり、E-P7を小さくまとめたい場合に魅力的な製品があります。
ただし、メーカー独自機能まですべて共通ではありません。
カメラと異なるメーカーのレンズを選ぶ場合は、AFや手ブレ補正、動画撮影時の動作など、自分が使う機能の対応状況をメーカー情報で確認してください。
旧フォーサーズは別規格
中古で注意したいのが「フォーサーズ」と「マイクロフォーサーズ」の違いです。
名称は似ていますが、古いOLYMPUSのフォーサーズ用ZUIKO DIGITALレンズをE-P7へそのまま装着することはできません。
対応するフォーサーズアダプターを介する方法はありますが、E-P7ではメーカー案内上マニュアルフォーカス撮影となります。
初心者がE-P7用レンズを探すなら、基本的には商品説明に「マイクロフォーサーズ」と書かれたレンズから選ぶほうが分かりやすいでしょう。
17mmと25mmは型番を見る
17mm F1.8と25mm F1.8には旧型とII型があります。
| レンズ | 重量 | 主な違い |
|---|---|---|
| 17mm F1.8 | 120g | 旧型 |
| 17mm F1.8 II | 112g | 防塵・防滴対応 |
| 25mm F1.8 | 137g | 旧型 |
| 25mm F1.8 II | 156g | 防塵・防滴対応 |
17mm IIは旧型より8g軽くなっていますが、25mm IIは旧型より19g重くなっています。
「IIだから必ず軽い」というわけではありません。
中古市場では旧型も候補になるため、商品名だけでなく写真や型番まで見て判断してください。
中古レンズ購入の注意点
E-P7は発売から年数が経っているため、ボディーと一緒に中古レンズを探す人もいるでしょう。
レンズは外観がきれいでも、内部や動作に問題がある場合があります。
光学と動作を確認する
中古レンズでは、レンズ内部のカビや強いクモリ、大きな傷を確認します。
それだけではなく、AF、絞り、ズームリング、フォーカスリング、マウント部分の状態も見てください。
14-42mm EZでは電動ズームと沈胴動作も確認対象です。
前後キャップやレンズフードなどの付属品も個体ごとに異なるため、価格だけで判断しないほうが安心です。
中古交換レンズの状態確認については、中古カメラレンズを買うときのチェックポイントでも詳しく解説しています。
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カメラのキタムラで中古カメラを探す|在庫・状態・保証を比較
中古カメラを選ぶなら、価格だけでなく商品の状態、付属品、保証内容まで確認することが大切です。
カメラのキタムラでは、ミラーレス、一眼レフ、交換レンズなどの中古在庫を探せます。
欲しい機種が決まったら、現在の中古カメラ在庫や商品の状態を確認して比較してみてください。
※中古品は在庫、価格、商品の状態が随時変わります。
リンク先で最新情報をご確認ください。
保証と返品条件も比べる
同じレンズが数千円安くても、保証がない個体と保証付きの個体では条件が違います。
特に電動ズームやAFの不具合は、購入直後に気づくこともあります。
ネット通販なら商品の状態説明だけでなく、初期不良への対応、返品条件、保証期間も確認してください。
販売価格や在庫、保証条件は変わるため、購入時の正確な情報は販売店やメーカー公式サイトで確認することが大切です。
E-P7レンズの選び方
ここまでの違いを、撮影目的からもう一度考えてみます。
全部をそろえる必要はありません。
自分がいちばん撮るものに合わせ、必要になったときだけ追加していくのがE-P7には合っています。
日常を軽く撮りたい
街歩きや散歩へE-P7を持って行くなら、17mm F1.8 IIが候補です。
34mm相当なので周囲の雰囲気を残しやすく、112gという軽さもE-P7と合わせやすいポイント。
さらに小さくしたいなら20mm F1.7 II、ズームも欲しいなら14-42mm EZと考えられます。
人物を中心に撮りたい
家族や友人を日常の中で撮るなら25mm F1.8 II、背景をぼかしたポートレートなら45mm F1.8が候補です。
25mmは50mm相当なので人物以外にも使いやすく、45mmは90mm相当なので人物撮影へ用途を絞りやすくなります。
一本で幅広く使いたいなら25mm、人物用を追加するなら45mmという考え方が分かりやすいでしょう。
旅行を一本で撮りたい
荷物を減らしたい旅行なら、まず14-42mm EZ。
24mm相当の広角が欲しいなら12-32mm、もう少し撮影性能を求めるなら12-45mm F4 PRO、望遠まで一本にまとめるなら14-150mm IIが候補になります。
どこまで望遠を使うかで重量が大きく変わるため、「念のため300mm相当」ではなく、本当に撮りたいものがあるかを考えてみてください。
E-P7のレンズ選びはシンプルです。
日常なら17mmや25mmクラスの単焦点、旅行なら小型標準ズームを軸にし、遠くを撮る予定がある場合だけ望遠を追加する。
この組み方ならE-P7の小型軽量という魅力を残しやすくなります。
購入前に確認したいこと
最後に、PEN E-P7用交換レンズを購入する直前に確認しておきたい項目を見ておきましょう。
商品名や価格だけで決めず、自分の使い方と照らし合わせてください。
レンズを付けた重量
| レンズ | E-P7との合計目安 |
|---|---|
| LUMIX 12-32mm | 約407g |
| LUMIX 20mm F1.7 II | 約424g |
| M.ZUIKO 14-42mm EZ | 約430g |
| M.ZUIKO 17mm F1.8 II | 449g |
| M.ZUIKO 45mm F1.8 | 約453g |
| LUMIX 35-100mm | 約472g |
| M.ZUIKO 25mm F1.8 II | 493g |
| M.ZUIKO 40-150mm R | 約527g |
| M.ZUIKO 12-45mm F4 PRO | 約591g |
| M.ZUIKO 14-150mm II | 約622g |
上記は公表重量から計算した目安です。
キャップ、フィルター、フード、ストラップなどを付ければ実際の持ち運び重量は増えます。
特にE-P7ではレンズ単体の100g差が、手に持ったときの印象へつながりやすいので、本体込みで考えてみてください。
画角とF値を先に決める
レンズ名を見比べる前に、「広く撮りたい」「人物を撮りたい」「背景をぼかしたい」「遠くを撮りたい」という目的を決めると候補を減らせます。
ズーム範囲が必要なら標準ズーム、F1.8前後の明るさが欲しいなら単焦点、遠くの被写体なら望遠ズームです。
スペック表の数字だけでは判断しにくいときは、自分が現在使っている14-42mmで普段どの焦点距離を使っているか確認する方法もあります。
17mm付近をよく使うなら17mm単焦点、25mm前後が多ければ25mm単焦点という選び方ができます。
最新だから最適とは限らない
17mm F1.8や25mm F1.8には旧型もあります。
新しいII型には防塵・防滴などの変更がありますが、E-P7自体は防塵・防滴ではありません。
そのため、E-P7で使うなら必ず最新II型でなければならないとは言い切れません。
中古の旧型が良好な状態で見つかり、価格差が大きいなら、状態・付属品・保証まで含めて比べる価値があります。
反対に、新品購入や長期間使う前提なら現行モデルを選ぶ理由もあります。
価格や在庫は常に動くため、記事中の数値だけで最終判断せず、購入時にはメーカーと販売店の最新情報を確認してください。
よくある質問
PEN E-P7の交換レンズについて、購入前に迷いやすいポイントをQ&A形式でまとめます。
PEN E-P7の交換レンズに関するよくある質問(FAQ)タップすると回答が開きます。
Q1. PEN E-P7にはどのマウントのレンズが使えますか?
A. PEN E-P7はマイクロフォーサーズマウントです。
M.ZUIKO DIGITALをはじめ、マイクロフォーサーズ規格に対応するPanasonicなどのレンズも装着できます。
ただしメーカー独自機能には制限が生じる場合があるため、購入するレンズの対応状況を確認してください。
Q2. PEN E-P7に一本だけ選ぶなら何mmが使いやすいですか?
A. 用途によって変わります。
日常スナップを中心に小さくまとめるなら17mm F1.8 IIの34mm相当、人物や料理まで幅広く撮るなら25mm F1.8 IIの50mm相当が候補です。
旅行で一本だけ使うなら、画角を変えられる14-42mm EZのほうが対応しやすい場面が増えます。
Q3. PanasonicのレンズはE-P7で使えますか?
A. マイクロフォーサーズ規格に対応したPanasonicレンズなら装着できます。
ただし同じマイクロフォーサーズでも、メーカー独自の手ブレ補正連携や一部機能まで完全に共通とは限りません。
使いたい機能がある場合は各メーカーの対応情報を確認してください。
Q4. レンズ内手ブレ補正がない単焦点でも大丈夫ですか?
A. E-P7には撮像センサーシフト式5軸ボディー内手ブレ補正があります。
そのため17mm F1.8 IIや25mm F1.8 IIなど、レンズ内手ブレ補正を搭載していないレンズでもボディー側の補正を利用できます。
Q5. E-P7に防塵・防滴レンズを付ければ雨でも使えますか?
A. E-P7本体は防塵・防滴仕様ではありません。
17mm F1.8 IIや25mm F1.8 II、12-45mm F4 PROなどレンズ側が防塵・防滴でも、組み合わせ全体が防塵・防滴になるわけではありません。
使用環境についてはメーカーの最新情報を確認してください。
PEN E-P7レンズまとめ
PEN E-P7は337gの小型ボディーだからこそ、交換レンズも小さくまとめると持ち出しやすさを生かせます。
- 日常スナップ中心なら17mm F1.8 II
- 人物や料理も撮るなら25mm F1.8 II
- 人物撮影を楽しむなら45mm F1.8
- 薄い単焦点ならLUMIX G 20mm F1.7 II
- 旅行の小型ズームなら14-42mm EZ
- 24mm相当の広角ならLUMIX G 12-32mm
- 広角と近接撮影なら12-45mm F4 PRO
- 運動会や動物なら40-150mm R
- 旅行を一本で済ませるなら14-150mm II
キットレンズの14-42mm EZを持っているなら、最初から似たレンズを何本もそろえる必要はありません。
背景をもっとぼかしたくなったら17mmや25mm、人物を中望遠で撮りたくなったら45mm、遠くまで届かせたくなったら40-150mm。
この順番で自分に足りないものを補うと無駄を減らせます。
特にE-P7では、レンズ性能だけでなく「この組み合わせなら普段から持って出られるか」を考えることが大切です。
せっかく小さなPENを選ぶなら、カメラバッグの中で眠らせるより、気軽に持ち出せる一本を選びたいところ。
製品仕様や販売状況は変更されることがあります。
正確な情報はOM SYSTEM、Panasonicなど各メーカー公式サイトで確認し、中古品については個体状態や保証条件まで確認したうえで判断してください。