こんにちは、カメラギアセレクト管理人のユウです。
交換レンズを探していると、「キヤノン用」「ソニー用」と書かれているのに、自分のカメラへ付けられるのか判断しにくい場面があります。
原因は、レンズの互換性がメーカー名だけでは決まらないからです。
例えばキヤノンにはRF、EF、EF-S、EF-Mがあり、ニコンにもZとFがあります。
さらにソニーではEとFEが並びますが、この2つは別マウントではありません。
交換レンズを買い間違えないためには、マウント、センサーサイズ、電子接点、AF、手ブレ補正、必要ならマウントアダプターまで順番に確認することが大切です。
この記事では、2026年9月24日時点のメーカー公式情報や各規格の考え方をもとに、主要な交換レンズのマウント種類と互換性を分かりやすく解説します。

記事のポイント
- 交換レンズのマウントと互換性の基本
- 主要メーカーごとのマウント種類と違い
- フルサイズとAPS-Cレンズの互換性
- マウントアダプターで失敗しない確認方法
交換レンズの互換性の基本
交換レンズの互換性を考えるときは、「メーカーが合っているか」より先にカメラとレンズのマウント規格が合っているかを確認します。
そのうえでセンサーサイズや電子制御まで見れば、購入後に「付かなかった」「AFが使えなかった」となる可能性をかなり減らせます。
マウントは接続規格
レンズマウントとは、カメラ本体と交換レンズを接続する部分と、その接続規格を指します。
単なる金属製の取り付け口ではありません。
現在の交換レンズではマウント部分に電子接点があり、カメラとレンズの間でAF、絞り、手ブレ補正、焦点距離情報、レンズ補正などの情報をやり取りする製品が一般的です。
そのため、見た目の大きさが似ているレンズでも、そのまま装着できるとは限りません。
交換レンズを見るときは、焦点距離やF値より先にマウントを確認すると覚えておくと分かりやすいです。
例えば「50mm F1.8」という表記だけでは、そのレンズがCanon RFなのかNikon ZなのかSony Eなのか判断できません。
同じ焦点距離、同じ明るさでもマウントが違えば別製品です。
交換レンズそのものの種類や焦点距離、F値について詳しく知りたい場合は、交換レンズとは?種類・焦点距離・選び方を初心者向けに解説も参考にしてください。
装着と完全互換は別
交換レンズの互換性でもう一つ覚えておきたいのが、「取り付けられる」と「すべての機能が使える」は同じではないという点です。
同じマウントの純正レンズなら多くの機能を利用できますが、古いレンズやマウントアダプターを介した組み合わせでは条件が変わります。
例えば撮影そのものはできても、AFが使えずMFのみになる場合があります。
AFが使えても連続AFや高速連写に制限が出ることもあるでしょう。
手ブレ補正、レンズ補正、絞り制御、EXIFへのレンズ情報記録などについても、カメラ、レンズ、アダプターの組み合わせによって対応状況が異なります。
| 互換状態 | 意味 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 直接装着 | アダプターなしで装着できる | センサーサイズや機能制限 |
| アダプター対応 | 変換アダプター経由で使用する | 対応アダプターと変換方向 |
| 機能制限あり | 撮影できても一部機能が使えない | AF、絞り、手ブレ補正など |
| 非対応 | メーカーが使用不可としている | 無理に装着しない |
センサーサイズも確認
マウントが一致したら、次はフルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズなどのセンサーサイズを見ます。
ここで関係するのがレンズの「イメージサークル」です。

レンズは撮像面へ円形の像を投影しており、その像がカバーする範囲がイメージサークルになります。
APS-C専用レンズでは、フルサイズ用レンズより小さな範囲を前提に設計されるのが一般的です。
ただし、APS-C用レンズだからフルサイズ機へ絶対に取り付けられない、という意味ではありません。
Sony EマウントやCanon RF、Nikon Zのように、同一マウントならAPS-C用レンズをフルサイズボディへ装着でき、APS-C相当へクロップして撮影するシステムがあります。
フルサイズとAPS-Cによる画角の違いについては、APS-Cとは?フルサイズとの違いと初心者向け選び方を解説で詳しく解説しています。
◆ユウのワンポイントアドバイス
レンズ選びでは「装着できるからOK」で終わらせないのがポイントです。
フルサイズ機にAPS-C用レンズを付けてクロップ撮影になると、有効に使う撮像範囲が小さくなるため、期待していた使い方と違うことがあります。
マウントとセンサーサイズはセットで見てください。
主要マウントの種類一覧
国内で流通しているカメラを見ると、同じメーカーでも複数のマウントがあります。

さらに中古市場では生産終了したマウントも普通に販売されているため、メーカー名だけで選ぶのは危険です。
| メーカー | 主なマウント | 主なカメラ | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Canon | RF | EOS Rシリーズ | RF-SもRFシステム |
| Canon | EF・EF-S | EOS一眼レフ | EOS Rではアダプターが必要 |
| Canon | EF-M | EOS Mシリーズ | EOS Rでは使用不可 |
| Nikon | Z | Zシリーズ | DXとFXはセンサー区分 |
| Nikon | F | Nikon一眼レフ | ZではFTZ系を使用 |
| Sony | E | αミラーレス | EとFEは同じマウント |
| Sony | A | 旧αシリーズ | Eマウントとは別規格 |
| FUJIFILM | X | Xシリーズ | XF・XCが代表的 |
| FUJIFILM | G | GFXシリーズ | GFレンズを使用 |
| Panasonicなど | L | LUMIX Sなど | 複数メーカーが採用 |
| OM SYSTEMなど | Micro Four Thirds | OM・LUMIX Gなど | メーカーを越えて基本互換 |
| PENTAX | K | PENTAX一眼レフ | 世代による機能差あり |
旧マウントにも注意
中古市場まで含めると、Canon FD、Nikon 1、Four Thirds、Olympus OM、Pentax Q、SIGMA SA、M42、Leica Rなども見かけます。
これらを最新のミラーレスへそのまま装着できるわけではありません。
オールドレンズを探しているなら、レンズの商品名だけでなく、レンズ側の正式なマウント規格まで確認してください。
特にM42のように複数メーカーからレンズが出ていた規格では、ブランド名とマウント名を別々に考える必要があります。
キヤノンのマウント互換性
キヤノンではRF、RF-S、EF、EF-S、EF-Mが並ぶため、交換レンズの買い間違いが起きやすいところです。
現在のEOS Rシリーズを使うなら、まずRFマウントを基準に考えると分かりやすくなります。
RFとRF-Sの関係
EOS RシリーズはRFマウントです。
RFレンズとRF-Sレンズを直接装着できます。
ここで注意したいのは、RF-SはRFと別のマウントではないということ。
RF-Sは主にAPS-CサイズのEOS Rシリーズ向けに設計されたレンズですが、RFマウントシステムのレンズです。
そのためEOS R7やEOS R10だけでなく、対応するフルサイズEOS Rにも装着できます。
ただしフルサイズEOS RへRF-Sレンズを取り付けた場合、撮影範囲はAPS-Cサイズ相当にクロップされます。
キヤノン公式では、対応するフルサイズEOS RでRF-Sレンズを使うと撮影画面中央部がAPS-Cサイズ相当になり、35mm判換算の画角は焦点距離表記の約1.6倍相当と案内しています。
「約1.6倍相当」はレンズ自体の焦点距離が変化するという意味ではありません。
50mmレンズは50mmのままで、APS-C相当の範囲を使用するため、35mm判換算の画角が約80mm相当になるという考え方です。
EFをEOS Rで使う
EFレンズとEF-SレンズはEOS Rシリーズへ直接装着できません。
そこで使用するのがキヤノン純正の「マウントアダプター EF-EOS R」です。
対応するEF/EF-SレンズをEOS Rシリーズで利用でき、キヤノンはAFやIS、カメラからの電子制御などについて多くのレンズ機能を利用できると案内しています。
ただし古いレンズの一部機能などには制限が設定される場合があるため、レンズごとの説明書まで確認しておくと安心です。
Canon純正マウントアダプター EF-EOS RをAmazonや楽天市場で比較する場合も、名称が似た製品やドロップインフィルター対応モデルがあるため、型番まで見てください。
EF-MはEOS R不可
中古で特に間違えやすいのがEF-Mです。
EF-MレンズはEOS Mシリーズ向けで、EOS Rシリーズには使用できません。
EF-EOS Rを間に入れても変換できないため、「Canon製だからEOS Rでも使えるだろう」と考えないことが大切です。
例えば「EF-M 22mm F2 STM」を見つけても、EOS R50やEOS R10に装着することはできません。
EOS R50の「R50」とEOS M用「EF-M」は名前が近く見えますが、システムは別物です。
ニコンのマウント互換性
ニコンでは現在のZマウントと、一眼レフ時代から長く使われてきたFマウントを分けて考えます。
中古NIKKORにはFマウントが大量に流通しているため、Zシリーズユーザーにも関係の深い部分です。
ZとFは別マウント
Nikon ZシリーズはZマウントです。
NIKKOR Zレンズなら基本的に直接装着できます。
一方、一眼レフ用FマウントレンズはZボディへ直接装着できません。
対応するFマウントレンズをZシリーズで使う場合には、純正のFTZ IIまたは旧FTZを利用します。
ここで大事なのは、FTZ IIを取り付ければすべてのFマウントレンズが最新Zレンズと同じように動くわけではないことです。
Fマウントは長い歴史があり、AF-S、AF-P、AF-I、AI、AI-Sなど世代や方式が異なります。
そのためAFの可否、露出制御、レンズ情報登録などの条件はレンズによって変わります。
Nikon純正マウントアダプター FTZ IIをAmazonや楽天市場で探す場合も、使いたいFマウントレンズがどの機能まで対応するかを先に確認しておきましょう。
DXはマウント名ではない
ニコンでは「DX」という表記もよく見かけます。
しかしDXは独立したレンズマウント名ではなく、主にAPS-Cサイズに相当するDXフォーマットを示す呼び方です。
例えば「NIKKOR Z DX」と書かれたレンズはZマウントです。
一方、「AF-S DX NIKKOR」など一眼レフ用製品ならFマウントになります。
つまりDXという文字だけではマウントを特定できません。
製品名全体と対応マウントを見る必要があります。
FTZは世代まで見る
中古FマウントレンズをZで使いたい場合は、マウントの一致だけでなくレンズ世代まで確認します。
例えば古い非CPUレンズでは、AFが使えなかったり、レンズ情報をカメラへ手動登録して使ったりするケースがあります。
新しいFマウントレンズでも、ボディや機能によって使用条件が設けられる場合があります。
「Fマウント+FTZ II=すべてAF対応」と覚えるのは避けてください。
購入するレンズの正式名称を確認し、ニコン公式のFTZ対応情報と照合するのが確実です。
ソニーのマウント互換性
ソニーではE、FE、Aという表記が登場します。
特にEとFEを別マウントだと考えやすいのですが、ここは仕組みを知れば簡単です。
EとFEは同じマウント
Sony EとFEは、どちらも物理的にはEマウントです。
FEは35mmフルサイズ対応Eマウントレンズ、Eは主にAPS-C用Eマウントレンズとして区別されています。
そのためフルサイズ用FEレンズをα6700などのAPS-C Eマウントカメラへ装着できます。
反対にAPS-C用Eレンズをフルサイズαへ装着することも可能です。
ただしAPS-C用Eレンズをフルサイズ機へ装着すると、基本的にAPS-C相当の撮影範囲を利用することになります。
EとFEはマウント互換性があるものの、カバーするセンサー範囲が違うと理解すると分かりやすいでしょう。
AとEは別マウント
旧αシリーズで使われたAマウントと、現在のミラーレスαで中心となっているEマウントは別規格です。
AマウントレンズをEマウントボディへ直接取り付けることはできません。
対応する組み合わせではLA-EAシリーズのマウントアダプターを使用できますが、カメラ、レンズ、アダプターによってAFなどの対応が変わります。
さらにEマウントレンズをAマウントボディで使う方向へ単純に逆変換できるわけでもありません。
この「変換できる方向が決まっている」という考え方は、ほかのマウントアダプターでも重要です。
富士フイルムの互換性
FUJIFILMではXシリーズとGFXシリーズでマウントが異なります。
同じ富士フイルム製だから付く、と考えないようにしましょう。
XとGは別マウント
Xシリーズのレンズ交換式カメラはXマウントです。
純正ではXF、XCという名称のレンズが代表的ですが、XFとXCは別マウントではありません。
どちらもXマウント用レンズです。
一方、GFXシリーズはGマウントで、純正ではGFレンズを使用します。
XマウントとGマウントは直接互換ではありません。
中古通販で「FUJIFILM用」とだけ書かれた商品を見る場合は、XF、XC、GFという名称も確認してください。
Mアダプターの注意点
FUJIFILMにはXマウントカメラでMマウントレンズを使用するための純正M MOUNT ADAPTERがあります。
ただし、Mマウントという規格名だけであらゆるレンズの安全な装着を保証するものではありません。
オールドレンズでは製造年代、個体差、経年変化、後部の形状なども関係します。
特に沈胴式レンズのようにレンズ後部がカメラ側へ大きく入り込む構造では、通常の現行レンズ以上に注意が必要です。
ライカMマウントと現代のLマウントの違いについては、ライカMマウントとLマウントの違い|互換性と変換方法を解説も参考になります。
LマウントとMFTの互換性
メーカーが違ってもレンズとボディを組み合わせられる代表例が、Lマウントとマイクロフォーサーズです。
「メーカーが違えばレンズも使えない」とは限らないことがよく分かるシステムでしょう。
Lマウントは共通規格
LマウントはPanasonic、Leica、SIGMAなど複数メーカーが参加するL-Mount Allianceで利用されている規格です。
規格に準拠したLマウントボディとLマウントレンズを、メーカーをまたいで組み合わせられることが特徴になります。
さらにLマウントはAPS-Cとフルサイズの両方を想定しており、マウント径は51.6mm、フランジバックは20mmです。
ただし、同じLマウントだからといってメーカー独自機能まですべて同一になるとは限りません。
AFの挙動、手ブレ補正の連携、カメラ内補正など、製品独自の機能は使用ボディとレンズの対応表を見てください。
MFTはメーカー横断
マイクロフォーサーズも複数メーカーが採用する規格です。
例えばOM SYSTEMのマイクロフォーサーズボディにPanasonicのマイクロフォーサーズレンズを付けたり、その反対の組み合わせにしたりできます。
公式規格ではAEやAFなどの基本性能が標準化されています。
ただし各メーカー固有の手ブレ補正連携や一部の操作機能などは、同一メーカー同士の組み合わせと異なる場合があります。
(出典:フォーサーズ&マイクロフォーサーズ「よくあるご質問」)
メーカーが違っても同じ規格なら利用できる例があるため、「カメラとレンズのメーカー名」ではなく「採用しているマウント規格」で考えるのが基本です。
旧フォーサーズは別
注意したいのが、旧フォーサーズとマイクロフォーサーズの違いです。
どちらも4/3型センサーを前提とした規格ですが、レンズマウントそのものは同一ではありません。
旧フォーサーズレンズをマイクロフォーサーズボディへ使用する場合は、対応するマウントアダプターが必要です。
名前が似ているから直接付く、と判断しないでください。
PENTAX Kの互換性
PENTAXのKマウントは長い歴史を持ち、古いレンズを新しいボディで楽しみたい人にも注目されるシステムです。
ただし、Kマウントという大きな枠の中にも世代があります。
Kマウントの世代差
PENTAXは1975年以来のバヨネットKマウントを基礎としており、古いKマウントレンズをデジタル一眼レフへ装着できる例が多くあります。
ただしK、KA、KAF、KAF2、KAF3、KAF4など世代によって仕様が異なります。
電子接点、AF駆動、絞り制御などが変化しているため、物理的に装着できることと最新機能を利用できることは別です。
古いレンズを中古で購入するときは、カメラ本体側がどのレンズ世代に対応しているかまで確認してください。
交換レンズアダプターの注意点
交換レンズアダプターを使うと、本来は直接装着できないレンズを別マウントのボディで利用できる場合があります。

便利な道具ですが、「変換できれば何でも同じように使える」わけではありません。
機械式と電子式
マウントアダプターには、大きく機械式と電子接点を備えたタイプがあります。
機械式はマウント形状とフランジバックを合わせる役割が中心で、オールドレンズでよく使われます。
電子通信を行わないため、基本的にはMFでピントを合わせ、絞りリングが付いたレンズならレンズ側で絞りを変更します。
一方、電子接点付きアダプターでは製品によってAF、AE、絞り制御、手ブレ補正、EXIF記録などを利用できます。
とはいえ、電子接点があるだけで完全互換になるわけではありません。
変換方向を確認する
マウントアダプターを選ぶときに意外と見落としやすいのが変換方向です。
例えばCanon EFレンズからRFボディへの変換は可能ですが、RFレンズをEF一眼レフへ同じ方法で逆変換することはできません。
SonyでもAマウントレンズをEマウントへ利用する純正アダプターがありますが、EマウントレンズをAマウントカメラへ同じように使用するわけではありません。
商品説明では、
レンズ側マウント → カメラ側マウント
という順番まで確認してください。
AFと手ブレ補正
アダプター経由で最も確認しておきたいのがAFです。
同じアダプターでも使用するレンズによってAF対応が変わる場合があります。
AF-Sでは動作しても連続AFに制限がある、古いレンズはMFになる、といったケースも考えられます。
手ブレ補正も同様です。
レンズ内補正とボディ内補正が連携するのか、レンズ情報が伝わらない場合に焦点距離を手動設定する必要があるのかまで確認してください。
◆ユウのワンポイントアドバイス
マウントアダプターを選ぶときは、レビューで「使えた」と書かれているだけでは少し情報不足です。
同じアダプターでもレンズが違えば結果が変わるため、自分が使うカメラ型番、レンズ型番、アダプター型番の3つをセットで確認すると失敗を減らせます。
焦点距離は変わらない
光学系を持たない通常のマウントアダプターなら、装着しただけでレンズ自体の焦点距離が変わるわけではありません。
50mmレンズはアダプターを介しても50mmです。
APS-Cカメラで35mm判換算約75mm相当などになるのは、アダプターが焦点距離を変えたからではなく、使用するセンサーサイズによって写る範囲が変わったためです。
一方、レデューサーのように内部へ光学系を持つアダプターや、テレコンバーターは話が別になります。
光学系によって画角や明るさなどへ影響するため、通常のマウント変換アダプターとは分けて考えましょう。
サードパーティーレンズ
SIGMAやTAMRONなどのサードパーティーレンズでは、同じレンズ名でもマウント違いが販売されることがあります。
中古通販やフリマでは特に注意したいところです。
型番とマウントを見る
例えば「24-70mm F2.8」「35mm F1.4」のようなレンズ名だけでは、自分のカメラへ装着できるか分かりません。
Sony E用、Lマウント用、Canon RF用、Nikon Z用など、同一系統の製品に複数のマウント版が存在する場合があります。
TAMRON 11-20mm F/2.8 Di III-A RXDのように、同じモデル名でも複数マウント向けが用意される例があります。
そのため、サードパーティー製を選ぶときは、
メーカー名+正式な製品名+型番+対応マウント
まで確認してください。
対応マウントが明記された交換レンズをAmazonや楽天市場で比較する場合も、商品タイトルだけでなく仕様欄まで見るのがおすすめです。
ファームウェアも確認
電子制御式のサードパーティーレンズでは、マウントが一致していてもカメラとの組み合わせによってファームウェア更新が必要になる場合があります。
新しいカメラが発売されたあとに、レンズ側の更新でAFや動作へ対応するケースもあります。
逆に古い生産終了レンズでは、その後に発売されたカメラについて動作保証の対象外になる場合もあるでしょう。
中古でサードパーティーレンズを買うときは、メーカー公式の互換情報とファームウェア情報まで確認すると安心です。
中古レンズの買い間違い防止
中古交換レンズは価格面で魅力がありますが、新品以上にマウント確認が重要です。
旧規格と現行規格が同じ売り場に並ぶからです。
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カメラのキタムラで中古カメラを探す|在庫・状態・保証を比較
中古カメラを選ぶなら、価格だけでなく商品の状態、付属品、保証内容まで確認することが大切です。
カメラのキタムラでは、ミラーレス、一眼レフ、交換レンズなどの中古在庫を探せます。
欲しい機種が決まったら、現在の中古カメラ在庫や商品の状態を確認して比較してみてください。
※中古品は在庫、価格、商品の状態が随時変わります。
リンク先で最新情報をご確認ください。
旧マウントを見分ける
中古販売ページでは「Canon用」「Nikon用」など簡略化された表記だけを頼りにしないほうが安全です。
CanonならRFなのかEFなのかEF-Mなのか、NikonならZなのかFなのかまで見ます。
SonyならEかA、FUJIFILMならXかGという確認も必要です。
同じメーカーでも世代が違えば、そのまま使えないケースが普通にあります。
中古レンズの光学状態、AF、絞り、保証まで含めた選び方は、中古カメラレンズのおすすめ|失敗しない選び方でも詳しく紹介しています。
互換性は四段階で見る
中古レンズを見ていると「対応」とだけ書かれている商品があります。
ですが、実際には次の四段階に分けて考えたほうが分かりやすいです。
| 段階 | 状態 | 例 |
|---|---|---|
| 直接使用 | アダプター不要 | RFレンズとEOS R |
| 変換して使用 | 純正などのアダプターが必要 | EFレンズとEOS R |
| 制限付き | AFなど一部機能に条件あり | 古いFレンズとZ |
| 非対応 | 使用できない | EF-MレンズとEOS R |
「装着可能」と書かれていても、実際に必要な機能まで利用できるとは限りません。
購入前の確認手順
買い間違いを防ぐなら、確認する順番を決めてしまうのが簡単です。
まずカメラ本体の正確な型番を確認します。
「Canon EOS」「Sony α」では足りません。
EOS R6 Mark II、EOS R50、α7 IV、α6700、Z6III、Z50IIのように正式な型番まで見ます。
次にメーカー公式仕様でカメラのレンズマウントを確認してください。
そのあと、購入するレンズの正確な製品名と対応マウントを照合します。
さらにフルサイズ用かAPS-C用か、直接装着なのかアダプターが必要なのかをチェック。
アダプターを使うなら、AF、絞り、手ブレ補正、動画、連写など必要な機能まで見ていきます。
購入前に確認したい順番
カメラ型番 → カメラのマウント → レンズ型番 → レンズのマウント → センサーサイズ → アダプター → AFや手ブレ補正 → ファームウェア
この順番なら、「メーカーは合っているのにレンズが付かなかった」という失敗をかなり避けやすくなります。
テレコンバーターについても同じです。
同一マウントだから自由に使えるわけではなく、レンズごとに対応機種が指定されます。
無理な組み合わせでは物理的に干渉する可能性もあるため、対応表にない製品を無理に取り付けるのは避けてください。
交換レンズのよくある質問
最後に、交換レンズの互換性やマウントについて特に迷いやすい疑問をまとめます。
交換レンズの互換性に関するよくある質問(FAQ)クリックすると回答が開きます。
Q1. 同じメーカーなら交換レンズは全部使えますか?
A. いいえ。
同じメーカーでもマウントが違えば直接使用できません。
CanonにはRF、EF、EF-M、NikonにはZとF、SonyにはEとAがあります。
メーカー名ではなく、カメラとレンズ双方のマウントを確認してください。
Q2. Sony EとFEは別のマウントですか?
A. 別マウントではありません。
EもFEもSony Eマウントです。
FEは35mmフルサイズ対応、Eは主にAPS-C対応レンズを示します。
そのためFEレンズをAPS-C Eマウントボディへ装着することもできます。
Q3. APS-C用レンズはフルサイズで使えますか?
A. マウントによって異なります。
Sony E、Nikon Z、Canon RFでは、対応するAPS-C用レンズをフルサイズボディへ装着し、APS-C相当へクロップして撮影できる組み合わせがあります。
一方、Canon EF-SとフルサイズEOS一眼レフのように使用できない組み合わせもあるため、一律には判断できません。
Q4. マウントアダプターを使えばどんなレンズでも使えますか?
A. 使えるとは限りません。
フランジバック、物理的な干渉、電子通信、レンズ構造などによって変換できない組み合わせがあります。
アダプターが存在してもAFや手ブレ補正などに制限が出る場合があるため、カメラ、レンズ、アダプターの型番をセットで確認してください。
Q5. アダプターを付けると焦点距離は変わりますか?
A. 光学系を持たない通常のマウントアダプターだけなら、レンズ自体の焦点距離は変わりません。
50mmレンズは50mmのままです。
APS-Cで約1.5倍相当などと説明されるのは、主にセンサーサイズによって35mm判換算の画角が変化するためです。
ただし光学系入りのレデューサーやテレコンバーターは別に考えてください。
マウント互換性のまとめ
カメラレンズの買い間違いを防ぐうえで最も大切なのは、メーカー名だけで互換性を判断しないことです。
CanonならRF、EF、EF-M、NikonならZとF、SonyならEとAというように、同じメーカーでも複数のマウントがあります。
反対にLマウントやマイクロフォーサーズでは、メーカーが異なっても共通規格によって組み合わせられる場合があります。
- 最初にカメラの正確な型番とマウントを確認する
- 次にレンズの型番と対応マウントを照合する
- フルサイズとAPS-Cなどセンサーサイズも確認する
- アダプター利用時はAFや手ブレ補正まで確認する
- 中古や他社製レンズはファームウェア情報も見る
特に覚えておきたいのは、Sony FEはEマウントのフルサイズ向け名称、Nikon DXは主にセンサーフォーマットの区分、Canon RF-SはRFシステムのAPS-C向けレンズという違いです。
名前が似ているから別マウントとは限りませんし、同じメーカーだから互換性があるとも限りません。
交換レンズを選ぶときは、「付くかどうか」から一歩進んで、「必要な機能まで使えるか」を確認してみてください。
対応機種、ファームウェア、機能制限は製品や更新時期によって変わる場合があります。
購入前の正確な情報はカメラ・レンズメーカーの公式サイトをご確認ください。
中古品や特殊なマウントアダプターなど互換性の判断が難しい場合は、最終的な判断をカメラ専門店のスタッフやメーカー窓口など詳しい人に相談することをおすすめします。