こんにちは、カメラギアセレクト管理人のユウです。
マイクロフォーサーズの交換レンズを探し始めると、12-40mm、25mm、100-400mmといった数字に加えて、M.ZUIKO、LUMIX G、LEICA DG、SIGMAなど候補が一気に増えます。
しかも、同じマイクロフォーサーズ用でも、軽さを優先したレンズ、F値を小さくした明るいレンズ、手ブレ補正を備えた超望遠レンズでは向いている撮影がかなり違います。
マイクロフォーサーズの魅力は、小型軽量なシステムを作りやすいうえ、35mm判換算で望遠域まで伸ばしやすいことです。
最初から何本も買うより、まず標準ズームを基準にして、人物なら明るい単焦点、旅行なら高倍率ズーム、運動会や野鳥なら望遠ズームというように、足りない部分を追加していくほうが選びやすいですよ。

この記事では、2026年9月26日時点のマイクロフォーサーズ規格とOM SYSTEM、Panasonic LUMIX、SIGMAなどの仕様をもとに、m4/3レンズの選び方を用途別に比較します。
記事のポイント
- マイクロフォーサーズの焦点距離と35mm判換算の考え方
- ズームレンズと単焦点レンズの使い分け
- 旅行・人物・運動会・野鳥など用途別の候補
- OM SYSTEMとLUMIXを組み合わせる際の注意点
マイクロフォーサーズの選び方
m4/3やm4 3と表記されるマイクロフォーサーズでは、焦点距離だけを見てもレンズの用途が分かりにくいことがあります。
まず35mm判換算の画角を把握し、そのあとF値、重さ、手ブレ補正、近接性能を見ていくと、自分に必要なレンズを見つけやすくなります。
焦点距離は約2倍で考える
マイクロフォーサーズは4/3型撮像素子を前提とした規格で、レンズに記載された焦点距離のおよそ2倍が35mm判換算焦点距離の目安です。
例えば12mmなら約24mm相当、25mmなら約50mm相当、150mmなら約300mm相当の画角になります。
ここで間違えやすいのは、レンズそのものの焦点距離が2倍になるわけではないことです。
25mmレンズは25mmのままで、35mm判50mmレンズを使った場合に近い範囲が写ると考えてください。
| 実焦点距離 | 35mm判換算 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 7~9mm | 14~18mm相当 | 超広角・星景・建築 |
| 12mm | 24mm相当 | 風景・旅行 |
| 17mm | 34mm相当 | スナップ |
| 20mm | 40mm相当 | 日常・スナップ |
| 25mm | 50mm相当 | 標準・人物 |
| 42.5~45mm | 85~90mm相当 | ポートレート |
| 60mm | 120mm相当 | マクロ |
| 150mm | 300mm相当 | 運動会・スポーツ |
| 300mm | 600mm相当 | 野鳥・動物 |
| 400mm | 800mm相当 | 野鳥・超望遠 |
マイクロフォーサーズ規格そのものについては、公式FAQでもセンサーと焦点距離、メーカー間の互換性などが案内されています。
F値はそのまま確認する
焦点距離を35mm判換算するときは約2倍ですが、F値を露出計算上2倍にするわけではありません。
25mm F1.8なら、画角は50mm相当でも開放F値はF1.8です。
F1.2やF1.4、F1.7、F1.8といったレンズは光を取り込みやすく、室内や夕方でシャッタースピードを確保したいときにも候補になります。
背景のボケ方についてはセンサーサイズ、焦点距離、撮影距離、被写体と背景の距離も関係するため、単純にF値だけで比較しないほうが分かりやすいでしょう。
ボディーとの相性も見る
OM SYSTEMとPanasonic LUMIXは、どちらもマイクロフォーサーズ規格のボディーとレンズを展開しています。
そのため、基本的にはOM SYSTEMボディーへLUMIXのマイクロフォーサーズレンズを装着したり、LUMIXボディーへM.ZUIKOレンズを装着したりできます。
ただし、装着できることと、メーカー独自機能まですべて利用できることは同じではありません。
例えばOM SYSTEMには5軸シンクロ手ぶれ補正、PanasonicにはDual I.S.系の仕組みがあります。
レンズとボディーを別メーカーで組み合わせる場合は、AFや絞りだけでなく、協調手ブレ補正、連写、テレコンバーターなどの対応状況まで確認してください。
マウントと互換性の基本については、カメラレンズのマウント種類と互換性でも詳しく解説しています。
フォーサーズとマイクロフォーサーズは同じマウントではありません。
旧フォーサーズレンズをマイクロフォーサーズボディーで使用する場合は、対応するマウントアダプターが必要です。
用途別おすすめ早見表
マイクロフォーサーズはレンズの選択肢が多いため、人気順ではなく「何を撮るのか」から焦点距離を決めると候補を減らせます。
代表的な用途とレンズの組み合わせを先に確認しておきましょう。
| 用途 | 代表的な焦点域 | レンズ候補 |
|---|---|---|
| 最初の標準ズーム | 12~45mm前後 | M.ZUIKO 12-45mm F4 PRO |
| 明るい標準ズーム | 12~35・40mm | M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO II、LEICA DG 12-35mm F2.8 |
| 旅行 | 12~100mm前後 | M.ZUIKO 12-100mm F4 IS PRO |
| 軽量な高倍率 | 14~140mm | LUMIX G 14-140mm F3.5-5.6 II |
| スナップ | 17~25mm | M.ZUIKO 17mm F1.8 II、20mm F1.4 PRO、25mm F1.8 II |
| ポートレート | 42.5~75mm | LUMIX G 42.5mm F1.7、M.ZUIKO 45mm F1.2 PRO |
| 風景・建築 | 8~25mm | M.ZUIKO 8-25mm F4 PRO |
| 超広角 | 9mm前後 | LEICA DG 9mm F1.7 |
| 運動会 | 40~150mm以上 | M.ZUIKO 40-150mmシリーズ |
| スポーツ | 50~200mm | M.ZUIKO 50-200mm F2.8 IS PRO |
| 野鳥 | 100~400mm以上 | M.ZUIKO 100-400mm IS II、LEICA DG 100-400mm II |
| 花・昆虫 | 60~90mm | M.ZUIKO 60mm Macro、90mm Macro IS PRO |
◆ユウのワンポイントアドバイス
レンズ選びでは、「評判のいい1本」より「今のレンズで何が足りないか」を見るほうが失敗しにくいです。
標準ズームを使っていてもっと背景をぼかしたいなら単焦点、遠くが小さくしか写らないなら望遠というように、不満を1つずつ補っていくと選択肢がかなり見えてきます。
最初の1本は標準ズーム
まだ自分がよく使う焦点距離を把握できていないなら、広角から中望遠までカバーできる標準ズームが基準になります。
風景、料理、人物、街歩きを1本で試しながら、自分が広角側と望遠側のどちらをよく使うのか確認できます。
12-45mm F4 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROは、35mm判換算24-90mm相当をカバーする標準ズームです。
重量は254gで、広角端の最短撮影距離は0.12m、望遠端は0.23m。
35mm判換算最大撮影倍率は0.5倍相当なので、標準ズームとしては花や料理、小物へ寄った撮影にも使いやすい仕様です。
24mm相当なら風景や室内を広めに写し、90mm相当まで伸ばせば人物や少し離れた被写体も狙えます。
開放F値はズーム全域F4なので、F2.8より明るさは控えめですが、そのぶん254gという携帯性が魅力です。
最初の標準ズームを探すなら、M.ZUIKO 12-45mm F4 PROはAmazonや楽天市場でも比較しやすい候補です。
12-40mm F2.8 PRO II
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO IIは、35mm判換算24-80mm相当をF2.8通しで使えます。
重量は約382g。
35mm判換算最大撮影倍率0.6倍相当の近接性能があり、IP53の防塵防滴性能にも対応しています。
12-45mm F4 PROと比べると少し重くなり、望遠端も80mm相当までですが、ズームしてもF2.8を維持できるのが大きな違いです。
室内、夕方、人物などでシャッタースピードを確保したいなら、F2.8を選ぶ意味が出てきます。
LEICA 12-35mm F2.8
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-35mm F2.8は、35mm判換算24-70mm相当のF2.8通しズームです。
重量は約306gで、POWER O.I.S.を搭載しています。
LUMIXボディーを使っている場合は、対応機種との手ブレ補正連携も含めて比較したいレンズです。
70mm相当までで十分なら、旅行、人物、スナップ、動画を一本でこなしやすい焦点域でしょう。
交換レンズそのものの種類や焦点距離から確認したい場合は、交換レンズとは?種類・焦点距離・選び方も参考にしてください。
旅行は高倍率ズーム
旅行では画質だけでなく、レンズ交換の回数と荷物の重さも使いやすさを左右します。
24mm相当の広角から200mm前後の望遠まで1本で撮れると、景色から料理、人物、遠くの建物まで対応しやすくなります。

12-100mm F4 IS PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROは、35mm判換算24-200mm相当をカバーします。
ズーム全域F4で、重量は561g。
レンズ内手ブレ補正を備え、対応するOM SYSTEMボディーでは5軸シンクロ手ぶれ補正を利用できます。
広角端の最短撮影距離は15cmで、35mm判換算最大撮影倍率も0.6倍相当です。
広角風景、街並み、人物、料理、遠景まで1本で撮りたい人には便利な焦点域ですが、軽量標準ズームより重くなる点は確認しておきたいところ。
旅行用レンズの焦点距離については、旅行用交換レンズを1本で済ませる選び方でも詳しく解説しています。
14-140mm F3.5-5.6 II
LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 IIは、35mm判換算28-280mm相当です。
重量は約265gで、POWER O.I.S.を搭載しています。
12-100mm F4より望遠側が280mm相当まで伸びるのに、かなり軽量なのが魅力です。
ただ、広角端は28mm相当なので、24mm相当から始まる12mmスタートのズームと比べると写せる範囲が狭くなります。
雄大な風景や狭い室内を重視するなら12mmスタート、遠くの被写体と軽さを重視するなら14-140mmという見方ができます。
旅行でレンズ交換を減らしたいなら、LUMIX G 14-140mm F3.5-5.6 IIの在庫や価格をAmazon・楽天市場で比較するのも選択肢です。
LEICA 12-60mm F2.8-4
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0は、35mm判換算24-120mm相当です。
重量は約320gで、POWER O.I.S.を搭載。
最大撮影倍率は0.3倍、35mm判換算では0.6倍相当となっています。
12-35mm F2.8より望遠側が長く、14-140mmより焦点域を抑えた構成なので、24-120mm相当で十分という人には使いやすい位置づけです。
単焦点でスナップを楽しむ
m4 3単焦点レンズを追加するなら、「明るいから」という理由だけでなく、自分が使いやすい画角から選ぶことが大切です。
マイクロフォーサーズでは17mm、20mm、25mmあたりが日常撮影で使いやすい焦点域になります。

17mmと25mmの違い
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 IIは35mm判換算34mm相当で、重量112g。
周囲の景色も一緒に写しやすいため、街歩き、旅行、家族写真、カフェなどで扱いやすい画角です。
対してM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 IIは、35mm判換算50mm相当。
重量156gで、最短撮影距離は25cmです。
17mmより写る範囲が狭くなるため、人物や料理など主役をはっきり見せたい場面で使いやすくなります。
周囲の雰囲気まで残したいなら17mm、被写体へ視線を集めたいなら25mmという分け方が分かりやすいでしょう。
20mm F1.4 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PROは、35mm判換算40mm相当です。
F1.4で重量247g。
34mm相当の17mmより少し狭く、50mm相当の25mmより少し広い中間的な画角になっています。
17mmでは広すぎるけれど25mmでは少し窮屈、と感じる人には面白い焦点距離です。
SIGMAのF1.4単焦点
SIGMAにはマイクロフォーサーズ用の16mm F1.4、30mm F1.4、56mm F1.4 DC DN Contemporaryがあります。
マイクロフォーサーズでは、それぞれ35mm判換算で約32mm、60mm、112mm相当です。
16mmはスナップや風景、30mmは日常や人物、56mmは距離を取ったポートレートに向く焦点域になります。
純正だけで候補を決めず、欲しい焦点距離とF値が合えばSIGMAも比較すると選択肢が広がります。
F1.4単焦点を探す場合は、SIGMA 16mm・30mm・56mmのマイクロフォーサーズ用をAmazonや楽天市場で比較できます。
ポートレート向けレンズ
人物撮影では42.5~45mm前後を使うと35mm判85~90mm相当になり、顔や上半身を切り取りやすい中望遠になります。
さらに75mmなら150mm相当なので、撮影距離を取って背景をすっきり見せたい場面に向きます。
42.5mm F1.7
LUMIX G 42.5mm F1.7 POWER O.I.S.は、35mm判換算85mm相当です。
F1.7、重量約130gで、POWER O.I.S.も搭載しています。
ポートレート向けの画角と小型軽量を両立しやすいため、普段のバッグへ追加しやすい中望遠単焦点です。
最短撮影距離も0.31mなので、人物だけでなく小物や料理などにも使えます。
45mm F1.2 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PROは、35mm判換算90mm相当の大口径中望遠です。
F1.2の明るさが必要で、ポートレートを中心に撮るなら候補になります。
42.5mm F1.7より携帯性を優先するのか、F1.2やPROシリーズの仕様を優先するのかで選択が分かれます。
75mm F1.8
M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8は35mm判換算150mm相当です。
85~90mm相当より被写体との距離が必要になりますが、人物だけでなく舞台や屋内スポーツなど、少し離れた場所から撮りたい場面にも対応できます。
室内では撮影距離を確保できないこともあるため、「明るいから」という理由だけで選ばず、150mm相当の画角を使える場所か確認しておきましょう。
風景と動画の広角レンズ
風景や建築では、12mmよりさらに広い8~9mm前後のレンズが候補になります。
動画や自撮りではカメラとの距離が近くなるため、広角側をどこまで必要とするかも重要です。
8-25mm F4 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROは、35mm判換算16-50mm相当です。
重量411gでズーム全域F4、IP53の防塵防滴性能を備えています。
超広角16mm相当から標準50mm相当まで使えるため、風景だけを撮るレンズではありません。
広い景色を撮ったあとに、そのまま標準画角で街並みや人物を撮れるのが特徴です。
LEICA 9mm F1.7
LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7は35mm判換算18mm相当です。
重量約130g、最短撮影距離9.5cmで、35mm判換算最大撮影倍率は0.5倍相当。
超広角単焦点ながらF1.7なので、風景、室内、動画のほか、夜景など明るさが欲しい場面にも候補になります。
F1.7通しズーム
PanasonicにはLEICA DG 10-25mm F1.7と25-50mm F1.7があります。
10-25mmは35mm判換算20-50mm相当で約690g、25-50mmは50-100mm相当で約654gです。
2本を組み合わせると20-100mm相当をF1.7でカバーできます。
明るさを重視する静止画や動画には魅力がありますが、マイクロフォーサーズとしては重量が増えるため、小型軽量を最優先する人は9mm F1.7やF2.8ズームとも比較してください。
運動会とスポーツの望遠
運動会では80-300mm相当あたりが使いやすく、撮影場所から競技エリアまで遠い場合はさらに望遠が必要になることがあります。
スポーツでは焦点距離に加えてF値とAF、手ブレ補正、持ち続けられる重量まで見ておきたいところです。
40-150mm F4 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PROは、35mm判換算80-300mm相当。
ズーム全域F4で重量は約382gです。
IP53防塵防滴にも対応しています。
12-45mm F4 PROと組み合わせれば、24-90mm相当と80-300mm相当を2本でカバーでき、明るさをF4にそろえた比較的軽い構成になります。
40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROも80-300mm相当ですが、ズーム全域F2.8です。
重量は760g。
F4 PROより重くなる代わりに、体育館や夕方など光量が少ない場面でシャッタースピードを確保しやすくなります。
屋外中心なら軽いF4、室内スポーツや明るさを優先するならF2.8という考え方ができます。
35-100mm F2.8
LEICA DG 35-100mm F2.8は35mm判換算70-200mm相当です。
ズーム全域F2.8で、重量は約360g。
POWER O.I.S.も搭載しています。
300mm相当までは必要ないものの、人物やスポーツで70-200mm相当F2.8を小型にまとめたい場合に候補になります。
50-200mm F2.8 IS PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROは、35mm判換算100-400mm相当をズーム全域F2.8でカバーします。
重量は三脚座を除いて約1,075gで、レンズ内手ブレ補正も搭載しています。
最短撮影距離はズーム全域0.78mで、望遠端の35mm判換算最大撮影倍率は0.5倍相当です。
スポーツ、野生動物、鉄道、航空機など、400mm相当まで必要でありながらF2.8も欲しい用途に向きます。
高価な望遠レンズを数日のイベントだけで使う場合は、購入前にレンタルで重さや画角を確かめる方法もあります。
交換レンズはレンタルと購入どっち?で、利用期間から考える方法も解説しています。
野鳥向け超望遠レンズ
マイクロフォーサーズは、超望遠域を組みやすいことが大きな魅力です。
100-300mmなら200-600mm相当、100-400mmなら200-800mm相当になるため、野鳥や野生動物など近づけない被写体を大きく写せます。

100-300mm II
LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 IIは、35mm判換算200-600mm相当です。
重量は約520gで、POWER O.I.S.を搭載しています。
800mm相当まで必要ないなら、100-400mmクラスより軽い構成にしやすいのが特徴です。
運動会、動物園、スポーツ、比較的近い野鳥などまで幅広く使えます。
100-400mmを比較する
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS IIとLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 IIは、どちらも35mm判換算200-800mm相当です。
M.ZUIKO 100-400mm IS IIは、望遠端の35mm判換算最大撮影倍率が0.57倍相当で、対応OM SYSTEMボディーとの5軸シンクロ手ぶれ補正にも対応しています。
LEICA DG 100-400mm IIはPOWER O.I.S.を備え、LUMIXの対応ボディーでは手ブレ補正連携を確認できます。
どちらも同じマイクロフォーサーズ規格ですが、使用中のボディーと同じメーカーを選ぶことで利用できる独自機能もあるため、対応表まで見て決めてください。
◆ユウのワンポイントアドバイス
野鳥用は「800mm相当まで伸びるから100-400mm」と数字だけで決めないのがポイントです。
長時間歩いて探鳥するなら、100-300mmとの数百グラムの差が負担になることもあります。
実際に必要な画角と持ち運ぶ時間を一緒に考えてみてください。
150-600mm IS
M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 ISは、35mm判換算300-1200mm相当です。
重量は2,065gで、レンズ内手ブレ補正を搭載しています。
1200mm相当まで届く一方、2kgを超えるため、「マイクロフォーサーズなら必ず軽い」と考えるのは禁物です。
600~800mm相当で足りるなら100-300mmや100-400mm、さらに遠距離を狙うなら150-600mmというように、必要な焦点距離から考えましょう。
花と昆虫のマクロレンズ
マクロレンズでは焦点距離だけでなく、最大撮影倍率と最短撮影距離が重要です。
特に昆虫ではレンズ先端を被写体へ近づけすぎにくい焦点距離も使いやすさに関係します。
60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroは35mm判換算120mm相当です。
レンズ単体で1:1の等倍撮影に対応し、35mm判換算では2倍相当の撮影倍率になります。
花、昆虫、小物、商品などを大きく撮影したい場合に使いやすい本格マクロです。
標準ズームの近接撮影では物足りなくなった人が、次に追加するレンズとしても分かりやすいでしょう。
90mm F3.5 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PROは、35mm判換算180mm相当です。
レンズ単体で最大2倍、35mm判換算では最大4倍相当の高倍率撮影に対応します。
レンズ内手ブレ補正とIP53防塵防滴も備えています。
花や小物を一般的なマクロ倍率で撮るなら60mm、より小さな昆虫などを高倍率で狙うなら90mmという使い分けができます。
失敗しない比較ポイント
同じ焦点距離でも、F値や重量、手ブレ補正、近接性能によって使い勝手は変わります。
最後に、候補を2~3本まで絞ったあとに比べたいポイントを確認します。
ズームか単焦点か決める
m4/3ズームレンズは1本で焦点距離を変更できるため、旅行、イベント、家族撮影などで便利です。
12-40mmなら24-80mm相当、14-140mmなら28-280mm相当をレンズ交換せずに使えます。
単焦点は焦点距離を変更できませんが、F1.2~F1.8など明るい製品を選びやすく、小型なモデルもあります。
最初の1本は標準ズーム、2本目から不足している部分を単焦点や望遠で補うと考えると無駄が出にくいでしょう。
重さはボディー込みで見る
マイクロフォーサーズは小型軽量が魅力ですが、レンズによる差はかなりあります。
例えば40-150mm F4 PROは約382gですが、40-150mm F2.8 PROは760g、50-200mm F2.8 IS PROは約1,075gです。
レンズ単体では持てそうでも、ボディー、予備バッテリー、バッグまで加えると総重量は増えます。
旅行や登山では、最高スペックより「一日持ち歩けるか」を優先したほうが、結果としてカメラを使う回数は増えるかもしれません。
手ブレ補正の対応を見る
レンズ内手ブレ補正が付いているかどうかだけで判断せず、使用中のカメラとの連携も確認してください。
OM SYSTEMの5軸シンクロ手ぶれ補正やLUMIXのDual I.S.系は、対応するボディーとレンズの組み合わせによって利用条件が変わります。
特に300mm、600mm、800mm相当といった望遠域では手ブレの影響が目立ちやすいため、確認しておきたい項目です。
近接性能も確認する
花、料理、アクセサリー、小物を撮るなら、最短撮影距離だけではなく最大撮影倍率を見てください。
例えば12-45mm F4 PROは35mm判換算最大0.5倍相当、12-60mm F2.8-4は0.6倍相当なので、標準ズームでもかなり寄れます。
さらに大きく写したい場合は60mm Macroや90mm Macro IS PROへ進むという順番です。
型番と世代を確認する
同じ焦点距離と似た製品名でも、旧型とII型で機能が異なる場合があります。
例えばM.ZUIKO 100-400mmでは、旧型とII型で5軸シンクロ手ぶれ補正への対応が異なります。
中古や型落ちを購入するときは、焦点距離だけで検索せず正式な製品名と世代まで確認してください。
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カメラのキタムラで中古カメラを探す|在庫・状態・保証を比較
中古カメラを選ぶなら、価格だけでなく商品の状態、付属品、保証内容まで確認することが大切です。
カメラのキタムラでは、ミラーレス、一眼レフ、交換レンズなどの中古在庫を探せます。
欲しい機種が決まったら、現在の中古カメラ在庫や商品の状態を確認して比較してみてください。
※中古品は在庫、価格、商品の状態が随時変わります。
リンク先で最新情報をご確認ください。
レンズの仕様、対応ボディー、ファームウェア、手ブレ補正の連携条件は変更される可能性があります。
正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。
互換性を判断しにくい場合は、最終的な判断をメーカー窓口やカメラ専門店などの専門家にご相談ください。
現在のマイクロフォーサーズ対応製品は公式レンズ一覧でも確認できます。
購入前によくある疑問
最後に、m4/3レンズを探しているときに迷いやすいポイントをQ&A形式で確認します。
マイクロフォーサーズレンズに関するよくある質問(FAQ)クリックすると回答が開きます
Q1. マイクロフォーサーズで最初のレンズは何がおすすめですか?
A. よく使う焦点距離がまだ分からないなら、12-40mmや12-45mm前後の標準ズームから始めると分かりやすいです。
標準ズームを使いながら、もっと広角が欲しい、もっと望遠が欲しい、もっと明るくしたいと感じた部分を2本目で補ってください。
Q2. OM SYSTEMとLUMIXのレンズは互換性がありますか?
A. マイクロフォーサーズ規格に対応するボディーとレンズなら、メーカーをまたいで基本的に装着できます。
ただし、5軸シンクロ手ぶれ補正やDual I.S.などメーカー独自機能は組み合わせによって利用条件が異なるため、購入前にメーカー公式の対応表を確認してください。
Q3. 25mmレンズは50mmレンズになるのですか?
A. レンズ自体の焦点距離は25mmのままです。
マイクロフォーサーズでは、35mm判で50mmレンズを使用した場合に近い画角になるという意味で「50mm相当」と表現します。
Q4. ズームと単焦点はどちらがおすすめですか?
A. 一本で幅広い場面を撮りたいならズーム、明るさや小型さ、特定の画角を重視するなら単焦点が候補になります。
優劣ではなく、旅行ならズーム、スナップやポートレートなら単焦点を追加するなど、目的に合わせるのがおすすめです。
Q5. 野鳥には100-300mmと100-400mmのどちらがいいですか?
A. 100-300mmは35mm判換算200-600mm相当、100-400mmは200-800mm相当になります。
遠くの小鳥をより大きく撮りたいなら100-400mmが便利ですが、重量や大きさも増えます。
歩く距離や撮影対象まで含めて決めてください。
まとめ
マイクロフォーサーズの交換レンズは、まず35mm判換算の画角を考えると用途を判断しやすくなります。
12mmなら24mm相当、25mmなら50mm相当、150mmなら300mm相当、400mmなら800mm相当が目安です。
最初の1本なら12-40mmや12-45mm前後の標準ズームを基準にするのがおすすめです。
そこから、人物やスナップで明るさが欲しければ17~45mm前後の単焦点、旅行でレンズ交換を減らしたければ12-100mmや14-140mmといった高倍率ズームが候補になります。
運動会なら40-150mm、野鳥なら100-300mmや100-400mm以上、花や昆虫を大きく写したいなら60mmや90mmのマクロレンズまで候補を広げてください。
また、OM SYSTEMとPanasonic LUMIXは同じマイクロフォーサーズ規格でも、メーカー独自の手ブレ補正などは対応条件が異なります。
焦点距離、F値、重量、手ブレ補正、近接性能、ボディーとの機能連携まで確認してから選ぶことが大切です。
「一番高性能なレンズ」ではなく、あなたが持ち歩けて、撮りたい場面で必要な画角を使えるレンズを選んでみてください。