こんにちは、カメラギアセレクト管理人のユウです。
Nikon Z50IIを手にすると、次に気になってくるのが交換レンズです。
標準ズームだけでも日常撮影は十分楽しめますが、「もっと広い風景を撮りたい」「室内でも明るく撮りたい」「運動会でもっと大きく写したい」と感じ始めると、レンズを追加する意味が見えてきます。
ただ、Z50IIではDXレンズとFXレンズの両方が候補になり、さらに焦点距離、F値、VRの有無まで確認しなければなりません。
最初から高価なレンズを何本もそろえる必要はありません。
Z50IIの小型軽量さを活かすならDXレンズを基本にして、今のレンズで足りない画角や明るさを補うと考えると、かなり選びやすくなります。
この記事では、初心者でも用途の違いを判断しやすい純正レンズ6本を中心に、レンズキットの違い、35mm判換算の考え方、手ブレ補正、単焦点、広角、望遠、マイクロレンズまで順番に見ていきます。
記事のポイント
- Z50IIで使えるZマウントレンズの基本
- 初心者向け純正レンズ6本の違い
- 人物・Vlog・旅行・運動会別の選び方
- レンズキットと追加レンズの考え方
Z50IIのレンズ選び基本
Z50IIの交換レンズを探す前に、マウント、DXフォーマット、35mm判換算、手ブレ補正の4点を押さえておきましょう。
ここを理解しておくと、商品名に並んでいる「DX」「24mm」「VR」といった表記が何を意味しているのか判断しやすくなります。
ZマウントとDXを確認
Z50IIは、ニコンZマウントを採用したAPS-CサイズのDXフォーマット機です。
撮像素子は23.5×15.7mm、有効画素数は2088万画素で、Zマウント用NIKKORレンズを直接取り付けられます。
ここで大切なのは、「DX」と「Zマウント」は同じ意味ではないことです。
Zマウントはレンズをカメラへ取り付ける規格、DXは主に撮像フォーマットを表しています。
NIKKOR Z DXはZマウントのDXフォーマット向けレンズですが、フルサイズ対応のNIKKOR ZレンズもZ50IIへ取り付けられます。
例えばFX対応のNIKKOR Z 40mm f/2も装着可能です。
一方、一眼レフ用のFマウントレンズは直接取り付けられず、対応レンズを使用する場合はFTZ IIなどのマウントアダプターが必要になります。
Fマウントはレンズの世代によってAFなどの対応条件が異なるため、古いレンズを流用したい場合はニコンZ・FマウントとDX・FXの互換性も確認しておくと分かりやすいですよ。
メーカー公表の対応レンズや手ブレ補正方式は、ニコン「Z50II 主な仕様」でも確認できます。
画角は約1.5倍相当
Z50IIのレンズ選びでよく出てくるのが、「APS-Cだから焦点距離が1.5倍になる」という説明です。
ここは少し言い方に注意してください。
レンズそのものの焦点距離が1.5倍になるわけではありません。
Z50IIでは、35mm判換算で焦点距離の約1.5倍に相当する画角になる、と考えます。
| レンズの焦点距離 | Z50IIでの35mm判換算 |
|---|---|
| 12mm | 約18mm相当 |
| 16mm | 約24mm相当 |
| 24mm | 約36mm相当 |
| 35mm | 約52.5mm相当 |
| 50mm | 約75mm相当 |
| 140mm | 約210mm相当 |
| 250mm | 約375mm相当 |
例えばNIKKOR Z DX 24mm f/1.7を付けても、レンズそのものは24mmです。
ただし、写る範囲は35mm判換算で約36mm相当になります。
APS-Cとフルサイズの画角の違いをもう少し詳しく確認したい場合は、APS-Cとフルサイズの違いも参考にしてください。
焦点距離と画角は分けて考える
「24mmが36mmレンズに変わる」のではなく、「24mmレンズをZ50IIで使うと約36mm相当の画角になる」と考えるのが正確です。
VRの有無も確認
Z50IIには、静止画撮影用のセンサーシフト式ボディー内手ブレ補正は搭載されていません。
光学式の手ブレ補正を使いたい場合は、基本的に「VR」と付いた対応レンズを選びます。
Z50IIとの組み合わせで光学式VRを利用できる代表的なDXレンズには、12-28mm、16-50mm F2.8、16-50mm F3.5-6.3、18-140mm、50-250mmがあります。
ただし、VRは動いている被写体そのものを止める機能ではありません。
撮影者の手の揺れを抑える機能なので、走る子どもやスポーツ選手、犬、鳥などの被写体ブレには速いシャッタースピードも必要です。
◆ユウのワンポイントアドバイス
Z50IIでは「VRがあるか」と「F値が明るいか」を別々に見てください。VRは手ブレを抑え、F1.7などの明るいレンズは光を多く取り込んで速いシャッターを使いやすくします。役割が違うんですよ。
初心者向け6本を比較
ここでは、Z50IIで用途を分けやすい純正DXレンズ6本を比較します。

何でも撮れる1本を探すというより、「標準」「超広角」「明るい単焦点」「高倍率」「望遠」「接写」と役割を分けて見るのがポイントです。
| レンズ | 35mm判換算 | 開放F値 | VR | 質量 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR | 約24-75mm相当 | F3.5-6.3 | あり | 約135g | 日常・旅行 |
| NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR | 約18-42mm相当 | F3.5-5.6 | あり | 約205g | 風景・Vlog |
| NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 | 約36mm相当 | F1.7 | なし | 約135g | 室内・スナップ |
| NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR | 約27-210mm相当 | F3.5-6.3 | あり | 約315g | 旅行・1本運用 |
| NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR | 約75-375mm相当 | F4.5-6.3 | あり | 約405g | 運動会・動物 |
| NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7 | 約52.5mm相当 | F1.7 | なし | 約220g | 花・料理・接写 |
6本の選び分け
迷ったら、普段使いは16-50mm、もっと広く撮るなら12-28mm、明るさが欲しいなら24mm F1.7、旅行で交換を減らすなら18-140mm、遠くを撮るなら50-250mm、接写ならMC 35mm F1.7と考えると分かりやすいです。
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6本を用途別に詳しく解説
スペック表だけでは、実際にどの場面で違いが出るのか判断しにくいものです。
ここからは、それぞれの焦点距離と性格をZ50IIで使う前提で見ていきます。
日常向け16-50mm
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRは、Z50II初心者にとって基準にしやすい標準ズームです。
焦点距離は16-50mmで、35mm判換算では約24-75mm相当。
広角側では風景、旅行、室内、集合写真を撮りやすく、50mm側まで伸ばせば人物や花なども少し大きく写せます。
開放F値はF3.5-6.3、最大撮影倍率は0.20倍で、手ブレ補正は約4.5段。
さらに約135gとかなり軽く、沈胴時の全長は約32mmです。
Z50II本体はバッテリーとメモリーカード込みで約550gなので、組み合わせても単純合計で約685g。
カメラを持ち歩くこと自体が負担になりにくいのは、このレンズの大きな魅力でしょう。
一方、50mm側では開放F6.3になるため、暗い室内や大きな背景ボケではF1.7の単焦点に及びません。
「最初から何を撮るか決まっていない」「まずは標準的な画角を覚えたい」という場合に使いやすい1本です。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRをAmazonや楽天市場で比較するときは、単品かレンズキット付属品かも確認しておくと選びやすいです。
Vlog向け12-28mm
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRは、Z50IIでもっと広い範囲を写したいときの超広角ズームです。
35mm判換算では約18-42mm相当。
キットの16-50mmは広角端が約24mm相当なので、12-28mmへ替えると画面に入れられる範囲が大きく広がります。
風景、建築物、狭い室内はもちろん、カメラを自分へ向ける自撮りやVlogとも相性があります。

最短撮影距離はズーム全域で0.19m、最大撮影倍率は0.21倍、質量は約205gです。
さらに「PZ」はパワーズームを意味し、電動でズームできます。
動画撮影中に一定の速度で滑らかに画角を変えたい場合にも使いやすいでしょう。
ただ、望遠端でも約42mm相当までなので、遠くの被写体を大きく写す目的には合いません。
これは「1本で何でも撮るズーム」というより、16-50mmでも広さが足りない場面を補うレンズです。
単焦点なら24mm F1.7
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7は、キットズームの次に明るい単焦点を使ってみたい人が検討しやすいレンズです。
Z50IIでは約36mm相当の画角になります。
広角すぎず、望遠すぎないので、街歩き、家族、料理、ペット、旅行、室内など日常の被写体を撮りやすい範囲です。
最大の違いはF1.7の明るさ。
キットの16-50mmより多くの光を取り込みやすく、暗い場所でシャッタースピードを確保したり、ISO感度を抑えたりしやすくなります。
被写体と背景の距離を取れば、背景をぼかした写真も楽しめます。
最短撮影距離は0.18m、最大撮影倍率は0.19倍、質量は約135gです。
単焦点なのでズームはできません。
そのかわり、自分が前後へ動きながら構図を考える楽しさがあります。
注意したいのは、このレンズにVRがないこと。
Z50IIにも静止画用センサーシフト式VRはないため、暗い場所で静止しているものを低速シャッターで撮る場合は手ブレに注意してください。
キットズームとは違うF1.7の写りを試したいなら、NIKKOR Z DX 24mm f/1.7は追加候補にしやすい1本です。 Amazonで探す / 楽天市場で探す
旅行なら18-140mm
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRは、レンズ交換を減らしたい人向けの高倍率ズームです。
35mm判換算で約27-210mm相当を1本でカバーします。
旅行先では、広い景色を撮った直後に人物を撮り、その数分後には遠くの建物を大きく写すような場面があります。
18-140mmなら、そのたびに広角レンズと望遠レンズを交換しなくても対応しやすいんです。

ズーム倍率は約7.8倍、質量は約315g、VRは約5.0段。
140mm側では最大撮影倍率0.33倍なので、花や小物を少し大きめに撮る用途にも利用できます。
16-50mmと比べると約180g重く、広角端も16mmではなく18mmです。
それでも、210mm相当まで1本で届く便利さは大きな違いでしょう。
旅行用レンズの焦点距離を詳しく知りたい場合は、旅行用交換レンズを1本で済ませる選び方もあわせて確認してください。
◆ユウのワンポイントアドバイス
旅行では「一番望遠まで届くか」だけでなく、交換回数まで考えてみてください。観光しながら撮るなら、18-140mmのように1本で済ませやすいこと自体が使いやすさにつながります。
望遠なら50-250mm
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRは、運動会、スポーツ、動物園、鉄道、飛行機など、離れた被写体を大きく撮るための望遠ズームです。
Z50IIでは約75-375mm相当。
16-50mmの望遠端が約75mm相当なので、この2本を組み合わせれば約24mm相当から375mm相当までほぼ連続してカバーできます。
最短撮影距離は50mm時0.5m、250mm時1.0mで、最大撮影倍率は0.23倍。
約5.0段のVRを搭載し、質量は約405gです。
375mm相当まで届くため、16-50mmでは小さくしか写せなかった遠くの被写体を大きく捉えやすくなります。

ただし、運動会やスポーツではVRだけに頼らないようにしてください。
VRが補正するのは主に撮影者の手ブレです。
走っている人物などの動きを止めるには、被写体に合わせてシャッタースピードを速くする必要があります。
野鳥では250mmでも足りないことがある
375mm相当は望遠撮影を始めやすい範囲ですが、小さな野鳥を遠距離から大きく写す場合には、さらに長い焦点距離が必要になることがあります。
接写ならMC 35mm F1.7
NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7は、花、料理、小物、アクセサリーなどを近くから大きく撮影できるDX用マイクロレンズです。
2025年10月31日に発売されたレンズで、Z50IIでは約52.5mm相当の標準画角になります。
そのため、接写だけに用途が限定されるわけではありません。
スナップ、人物、ペットなど、普通の標準単焦点としても使えます。
最短撮影距離は0.16m、実際の最大撮影倍率は0.67倍。
DXフォーマットで使用したときの写り方を踏まえ、ニコンでは35mm判換算で等倍相当としています。
「最大撮影倍率1倍のレンズ」ではなく、最大撮影倍率0.67倍、35mm判換算で等倍相当という点は区別してください。
また、開放F値は無限遠ではF1.7ですが、最短撮影距離0.16mでは有効開放F値がF3.2になります。
質量は約220gで、レンズ内VRはありません。
花や料理をアップで撮りたいなら、NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7は通常の単焦点とは違う接写性能まで比較してみてください。 Amazonで探す / 楽天市場で探す
レンズキット3種類の違い
Z50IIを本体と同時に購入する場合は、単品レンズを選ぶ前にレンズキットの違いを確認したほうが分かりやすくなります。
純正では、16-50 VRレンズキット、18-140 VRレンズキット、ダブルズームキットの3種類が用意されています。
| キット | 付属レンズ | 35mm判換算 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 16-50 VR | 16-50mm | 約24-75mm | 小型軽量 |
| 18-140 VR | 18-140mm | 約27-210mm | 1本で広範囲 |
| ダブルズーム | 16-50mm+50-250mm | 約24-375mm | 広角から望遠 |
各レンズの位置づけは、ニコン「Z50II 関連製品 レンズ」でも確認できます。
軽さなら16-50mm
16-50 VRレンズキットは、Z50IIの小ささを活かしやすい組み合わせです。
24-75mm相当という日常撮影の基本的な範囲をカバーしながら、レンズは約135g。
初めてミラーレスを持ち歩く人にとって、機材が軽いことは想像以上に大切です。
写真を撮るための性能が高くても、重くて持ち出さなくなれば意味がありません。
遠距離撮影が必要になったら、あとから50-250mmなどを追加できます。
1本運用なら18-140mm
18-140 VRレンズキットは、広角から望遠までを1本で済ませたい人に合います。
16-50mmより重くなりますが、210mm相当までズームできるため、交換レンズを何本も持ち歩きたくない旅行や外出では使いやすい構成です。
「レンズを交換すること自体が面倒になりそう」と感じるなら、最初から18-140mmを選ぶ考え方もあります。
望遠までならダブルズーム
ダブルズームキットは、16-50mmと50-250mmの2本構成です。
約24-375mm相当まで対応するため、日常、風景、人物だけでなく、運動会や動物園まで撮影範囲を広げられます。
ただし、約75mm相当前後を境にレンズ交換が必要になります。
撮影範囲の広さを取るか、1本で済む手軽さを取るか。
ここが18-140mmとの大きな違いです。
撮影目的から追加レンズを選ぶ
すでに16-50mmを持っているなら、次のレンズは「今のレンズで困った場面」から決めてみてください。
人気のレンズを順番に買うより、この考え方のほうが無駄を減らしやすいです。
人物と室内を撮る
室内や人物撮影で「もう少し明るく撮りたい」「背景をぼかしたい」と感じるなら、24mm F1.7が追加候補になります。
約36mm相当なので、人物だけでなく周囲の雰囲気も一緒に写しやすい画角です。
狭い室内では、約60mm相当になる40mm F2より構図を作りやすい場面もあります。
一方、顔や上半身を少し離れた位置から撮りたいなら40mm F2の約60mm相当も検討できます。
Vlogと風景を撮る
16-50mmの広角端でも狭く感じるなら、12-28mmが候補です。
18mm相当まで広げられるため、腕を伸ばした自撮りや、室内、建物、大きな風景で違いが出ます。
パワーズームを備えているので、静止画だけでなく動画中心の人にも使いやすい設計です。
旅行を1本で撮る
旅行中のレンズ交換をできるだけ避けたいなら、18-140mmが分かりやすい選択肢です。
27-210mm相当なので、風景から少し離れた被写体まで対応できます。
ただし、超広角18mm相当や超望遠375mm相当までは届きません。
旅行で何を優先するかによって、12-28mm、18-140mm、50-250mmの意味は変わります。
運動会と動物を撮る
遠くの子どもや動物を大きく写したいなら50-250mmです。
75-375mm相当まで届くので、標準ズームでは足りない距離を補えます。
明るい屋外なら扱いやすいですが、望遠端の開放F値はF6.3です。
体育館など光量の少ない場所ではISO感度やシャッタースピードとのバランスも必要になります。
花や小物を大きく撮る
花、時計、アクセサリー、料理の細部などを大きく見せたいならMC 35mm F1.7です。
標準画角なので日常撮影にも使いつつ、必要なときには被写体へ近づけるのが魅力。
「マクロ専用レンズを持つほどではないけれど、近接撮影も楽しみたい」という使い方にも合わせやすいでしょう。
6本以外の候補も確認
今回の6本は用途を分けやすい純正DXレンズを中心に選んでいますが、2026年時点ではほかにもZ50IIと組み合わせやすいレンズがあります。
特に16-50mm F2.8や40mm F2は、撮影目的がはっきりしてきたときに比較したい候補です。
16-50mm F2.8
NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRは、2025年10月31日に発売されたDX用標準ズームです。
焦点距離はキットの16-50mmと同じで、Z50IIでは約24-75mm相当。
大きな違いは、ズーム全域でF2.8を使えることです。
| 比較 | 16-50mm F3.5-6.3 | 16-50mm F2.8 |
|---|---|---|
| 画角 | 約24-75mm相当 | 約24-75mm相当 |
| 開放F値 | F3.5-6.3 | F2.8通し |
| VR | 約4.5段 | 約5.0段 |
| 質量 | 約135g | 約330g |
| 最大撮影倍率 | 0.20倍 | 0.24倍 |
キットレンズより約195g重くなりますが、室内、夕方、人物、背景ボケではF2.8の明るさを活かせます。
軽さを優先するならF3.5-6.3、明るさを重視するならF2.8と考えると分かりやすいでしょう。
40mm F2も人物向け
NIKKOR Z 40mm f/2はFX対応レンズですが、Z50IIにも装着できます。
Z50IIでは約60mm相当の画角になり、人物を少し切り取って撮る用途に使いやすくなります。
24mm F1.7の約36mm相当とは見える範囲がかなり違います。
室内や街の雰囲気まで入れるなら24mm、人物を中心にまとめるなら40mmと考えると比較しやすいですよ。
サードパーティもある
現在のZマウントでは、ニコン純正以外の選択肢もあります。
SIGMAにはAPS-C用の16mm F1.4、30mm F1.4、56mm F1.4などがあり、Z50IIではそれぞれ約24mm、45mm、84mm相当の画角です。
さらにTAMRONには、ニコンZマウント用の17-70mm F2.8や18-300mm F3.5-6.3などがあります。
純正レンズだけに絞らず、焦点距離、F値、手ブレ補正、重さを比べると選択肢が広がります。
ただし、購入時は同じ商品名でもマウント違いが存在する場合があります。
レンズの取り付け規格が不安なら、カメラレンズのマウントと互換性も確認してください。
Z50IIレンズ選びの注意点
最後に、初心者が交換レンズを買う前に確認しておきたいポイントをまとめます。
数値だけを比べるのではなく、Z50IIへ取り付けたときの画角と、実際に持ち歩く機材全体で考えてください。
DXとFXを価格だけで選ばない
Z50IIにはFX用NIKKOR Zレンズも使えます。
だからといって、フルサイズ対応レンズのほうが必ず適しているわけではありません。
DX用レンズはAPS-C機と組み合わせた小型軽量さを意識した製品が多く、Z50IIの携帯性を活かしやすい特徴があります。
将来的にフルサイズZへ移行する予定があればFXレンズを選ぶ意味もありますが、現在のZ50IIでの使いやすさを優先するなら、DXレンズから考えて問題ありません。
F値だけで決めない
F1.7やF2.8は暗い場面や背景ボケで魅力があります。
ただし、背景のボケ方はF値だけでは決まりません。
焦点距離、被写体までの距離、背景までの距離、構図によっても変化します。
また、F値の小さなレンズに替えても焦点距離が用途に合わなければ、撮りたい構図を作りにくくなります。
まず画角を決め、そのうえで明るさを見る順番がおすすめです。
重さは本体込みで考える
レンズ単体の100gや200gの違いは小さく見えますが、カメラ本体、予備バッテリー、バッグなどを合わせると持ち歩きやすさが変わります。
16-50mm F3.5-6.3は約135gですが、16-50mm F2.8は約330g、50-250mmは約405gです。
同じZ50IIでも装着するレンズで携帯性はかなり変わります。
高性能なレンズを選ぶことだけでなく、撮影へ持ち出しやすいかも見てください。
仕様値は条件も確認
手ブレ補正段数などの数値はメーカーが規格に沿って測定した値であり、実際の撮影結果はシャッタースピード、構え方、焦点距離、被写体などによって変わります。
また、製品仕様や対応条件は変更される可能性があります。
購入前は使用するカメラがZ50IIであること、レンズがニコンZマウントに対応していることを確認してください。正確な最新情報はニコンや各レンズメーカーの公式サイトをご確認ください。古いFマウントレンズなど互換性の判断が難しい場合は、メーカー窓口やカメラ専門店へ相談すると安心です。
よくある質問
Z50IIのレンズを探すときに、特に迷いやすいポイントをまとめました。
Z50IIレンズのFAQ
タップすると回答が開きます。
Q1. Z50IIにはどのレンズが使えますか?
A. Z50IIはニコンZマウントなので、NIKKOR Z DXと対応するNIKKOR Zレンズを直接装着できます。FマウントNIKKORを使う場合はFTZ IIなどのマウントアダプターが必要で、レンズの世代によってAFなどに制限が生じる場合があります。
Q2. Z50IIの最初の1本は何mmが使いやすいですか?
A. 撮るものがまだ決まっていないなら、16-50mmの標準ズームが使いやすいです。Z50IIでは約24-75mm相当となり、風景、日常、旅行、人物など幅広い場面を試せます。使っているうちに広角、明るさ、望遠のどこが足りないか分かってきます。
Q3. 16-50mmと18-140mmはどちらが便利ですか?
A. 軽さを重視するなら約135gの16-50mm、レンズ交換を減らしたいなら約27-210mm相当を1本でカバーできる18-140mmが選びやすいです。旅行で何本も持ち歩きたくない場合には18-140mmの利便性が活きます。
Q4. Z50IIにフルサイズ用レンズは使えますか?
A. ZマウントのFX対応NIKKOR Zレンズも使用できます。例えば40mm F2ならZ50IIでは35mm判換算約60mm相当の画角です。ただし焦点距離そのものが60mmへ変化するわけではありません。
Q5. 運動会なら50-250mmで足りますか?
A. 50-250mmはZ50IIで約75-375mm相当となり、運動会やスポーツの望遠撮影を始めやすい範囲です。ただし被写体との距離や会場の広さによって必要な焦点距離は変わります。VRは手ブレを補正する機能なので、動く被写体を止めるにはシャッタースピードも調整してください。
Z50IIおすすめレンズまとめ
Z50IIはDXフォーマットの小型軽量ボディなので、最初から大きなレンズを何本もそろえるより、撮影目的に合わせて必要な1本を追加するほうが分かりやすいです。
- 日常と最初の1本ならNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
- 風景やVlogならNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR
- 室内やスナップならNIKKOR Z DX 24mm f/1.7
- 旅行を1本で撮るならNIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
- 運動会や動物ならNIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
- 花や小物の接写ならNIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7
すでに16-50mmを持っているなら、同じような焦点距離のレンズを増やす前に、「もっと広く」「もっと明るく」「もっと遠く」「もっと近く」のどこに不満があるのか考えてみてください。
標準ズームで足りない部分を1本ずつ補っていくことが、Z50IIのレンズ選びでは大切です。
人物や室内なら24mm前後の明るい単焦点、Vlogなら超広角、旅行なら高倍率ズーム、運動会なら望遠。
撮影目的が決まれば、候補はかなり絞れます。
あなたがZ50IIで次に撮りたい一枚を考えながら、必要な画角から選んでみてください。
◆ユウのワンポイントアドバイス
レンズは本数を増やすことが目的ではありません。16-50mmを基準にして、自分が撮れなかった場面を補える1本を選ぶ。その順番なら、初心者でもレンズごとの違いを実感しやすいですよ。