こんにちは、カメラギアセレクト管理人のユウです。
Nikon Z fcは、クラシカルなデザインだけでなく、バッテリーとメモリーカードを含めても約445gという小型軽量ボディが魅力のDXフォーマットカメラです。
だからこそ交換レンズを選ぶときは、画質や焦点距離だけでなく、レンズを付けた状態でどれくらいの大きさと重さになるのかまで見ておきたいところです。
せっかく軽いZ fcを選んでも、大きなフルサイズ用ズームを常用すると、持ち出しやすさはかなり変わります。
日常のスナップなら24mmや28mm、40mmクラスの小型単焦点。
旅行なら16-50mmや18-140mmなどのDXズーム。
人物や暗い室内を撮るならF1.7やF2の明るい単焦点というように、撮る場面から選ぶと必要なレンズが見えてきます。
この記事では、Nikon Z fcで使えるNIKKOR Z・Z DXレンズを中心に、焦点距離、35mm判換算の画角、F値、重量、VRの有無まで見比べます。

記事のポイント
- Z fcに合う軽量単焦点レンズの違い
- 標準・広角・高倍率・望遠ズームの選び分け
- DXとFX、ZマウントとFマウントの互換性
- 日常・旅行・人物撮影に合う焦点距離
Z fcのレンズ選びの基本
Z fcの交換レンズを選ぶ前に、まず知っておきたいのが「Zマウント」「DXフォーマット」「35mm判換算」「手ブレ補正」の4点です。
ここを理解しておくと、商品名に並ぶ24mm、40mm、DX、VRといった表記が何を意味しているのか分かりやすくなります。
Zマウントレンズを使う
Nikon Z fcはニコンZマウントを採用したミラーレスカメラです。
基本となるのはNIKKOR ZおよびNIKKOR Z DXレンズで、Zマウント用として販売されているレンズを装着できます。
一方、ニコンの一眼レフで使われてきたFマウントレンズは、そのままZ fcへ取り付けることはできません。
使用する場合はマウントアダプターFTZまたはFTZ IIが必要で、レンズの世代によって使える機能にも違いがあります。
ZマウントとFマウントの違いを詳しく確認したい場合は、ニコンZ・Fマウントの違いとDX・FXレンズの互換性も参考にしてください。
ニコン公式仕様でも、Z fcの交換レンズとしてZマウント用NIKKORレンズと、マウントアダプターを使用したFマウント用NIKKORレンズが案内されています。
DXでは画角が約1.5倍
Z fcはAPS-Cサイズの撮像素子を採用したDXフォーマットカメラです。
そのため、レンズに表示されている焦点距離に対して、35mm判では約1.5倍相当の画角になります。
例えば24mmなら約36mm相当、28mmなら約42mm相当、35mmなら約52.5mm相当、40mmなら約60mm相当です。
焦点距離そのものが1.5倍になるわけではありません。
24mmレンズはZ fcに付けても24mmのままです。
35mm判カメラで約36mmレンズを使ったときに近い範囲が写る、と考えると分かりやすいですよ。
この違いは単焦点選びで特に重要です。
フルサイズでは自然な標準域として使いやすい40mmレンズも、Z fcでは約60mm相当になります。
人物には使いやすい一方、狭い室内で何人かを一緒に撮りたい場面では、少し画角が狭く感じることがあります。
ボディー内VRはない
Z fcには、静止画撮影で使うセンサーシフト式のボディー内手ブレ補正は搭載されていません。
VR搭載レンズを使う場合は、レンズ側の手ブレ補正を利用します。
このため、Z fcでは「明るい単焦点」と「VR付きズーム」で手持ち撮影への考え方が少し異なります。
F1.7やF2の単焦点なら、暗い場所でもシャッタースピードを上げやすく、人物やペットなど動く被写体のブレを抑えやすくなります。
反対にVR付きズームは、風景や建物、静物など動かない被写体を手持ちで撮る場面に便利です。
VRはカメラを持つ手の揺れを補う機能です。
走っている子どもや動物など、被写体そのものの動きを止めるにはシャッタースピードを確保する必要があります。
総重量まで確認する
Z fcの撮影時重量は約445gです。
ここへ125gのNIKKOR Z 26mm f/2.8を付ければ約570g、135gのNIKKOR Z DX 24mm f/1.7なら約580gに収まります。
対して約405gの50-250mmを付けると約850g、約795gの70-180mm F2.8なら合計は約1.24kgです。
Z fcらしい軽快さを残したいなら、レンズ単体の性能だけでなくボディーとの合計重量を見ることが大切です。

◆ユウのワンポイントアドバイス
Z fcでは「高性能だから大きいレンズを選ぶ」より、「今日はこの組み合わせなら持って出かけたい」と思えるサイズを意識すると使いやすいですよ。
小型ボディではレンズ100g、200gの差も持ったときの印象に出やすくなります。
Z fc向けレンズを比較
まず、Z fcと組み合わせやすい代表的な純正レンズを一度見比べてみましょう。
システム重量はZ fcの約445gへレンズ重量を加えた概算です。
| レンズ | 35mm判換算 | 開放F値 | 重量 | 合計重量 | VR |
|---|---|---|---|---|---|
| NIKKOR Z 26mm f/2.8 | 約39mm相当 | F2.8 | 約125g | 約570g | なし |
| NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 | 約36mm相当 | F1.7 | 約135g | 約580g | なし |
| NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR | 約24-75mm相当 | F3.5-6.3 | 約135g | 約580g | あり |
| NIKKOR Z 28mm f/2.8 SE | 約42mm相当 | F2.8 | 約160g | 約605g | なし |
| NIKKOR Z 40mm f/2 SE | 約60mm相当 | F2 | 約170g | 約615g | なし |
| NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR | 約18-42mm相当 | F3.5-5.6 | 約205g | 約650g | あり |
| NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7 | 約52.5mm相当 | F1.7 | 約220g | 約665g | なし |
| NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR | 約27-210mm相当 | F3.5-6.3 | 約315g | 約760g | あり |
| NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR | 約24-75mm相当 | F2.8固定 | 約330g | 約775g | あり |
| NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR | 約75-375mm相当 | F4.5-6.3 | 約405g | 約850g | あり |
ニコン公式でも現在、24mm F1.7、DX MC 35mm F1.7、DX 16-50mm F2.8 VR、26mm F2.8、40mm F2 SE、12-28mm PZ VR、18-140mm VR、50-250mm VRなどをZ fc向けレンズとして案内しています。
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軽量単焦点レンズを比較
Z fcと特に相性を考えやすいのが、小型単焦点レンズです。
ズームはできませんが、F1.7やF2などの明るさを小さなレンズで確保でき、Z fcの外観や携帯性も生かせます。
24mm F1.7は日常向け
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7は、Z fcで約36mm相当の画角になるDX専用単焦点です。
重量は約135g、最短撮影距離は0.18m、開放F値はF1.7。
Z fcと合わせても約580gなので、標準ズームの16-50mm F3.5-6.3 VRを装着した場合とほぼ同じ重さです。
約36mm相当は、広すぎず狭すぎない画角。
街歩き、日常のスナップ、旅行先の風景、料理、人物を入れた風景など、カメラを持ち歩いて目に入ったものを撮る使い方に合わせやすいです。
F1.7なので、キットズームより背景をぼかしやすく、暗い室内でもシャッタースピードを確保しやすくなります。
一方でVRはありません。
ただ、人物やペットのように動く被写体では、VRよりシャッタースピードを上げられるF1.7の明るさが役立つ場面があります。
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26mm F2.8は薄さが魅力
NIKKOR Z 26mm f/2.8は、約125g、全長約23.5mmという薄型単焦点です。
Z fcでは約39mm相当となり、24mm F1.7の約36mm相当と28mm F2.8の約42mm相当の間に位置します。
Z fcと組み合わせても約570g。
バッグへ入れるときに前方への張り出しを抑えやすいため、「性能を増やす」より「カメラを持ち歩くハードルを下げたい」という使い方に合っています。
ただし開放F値はF2.8です。
24mm F1.7ほど明るくないため、暗い室内や大きな背景ボケを最優先するなら24mm F1.7のほうが目的に合いやすいでしょう。
28mm SEは外観も楽しめる
NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)は、Z fcとの組み合わせを意識したヘリテージデザインが特徴です。
Z fcでは約42mm相当。
重量約160g、最短撮影距離0.19mで、Z fcとの合計は約605gになります。
約42mm相当は、人の視線に近い自然な範囲を切り取りやすい画角です。
街角、テーブルフォト、家族、旅行中の何気ない場面を1本で撮り歩きたい場合に使いやすくなります。
24mm F1.7と迷った場合は、明るさと少し広い画角なら24mm、Z fcらしい外観と標準寄りの画角なら28mm SEと考えると違いが見えます。
35mm F1.7は接写も可能
NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7は、約52.5mm相当の標準画角と近接撮影を組み合わせたレンズです。
重量は約220g、最短撮影距離0.16m、最大撮影倍率0.67倍。
35mm判換算では等倍相当の撮影範囲となるため、花、アクセサリー、料理、小物、植物の細部などを画面いっぱいに写しやすくなります。
近接撮影だけでなく、普段は約52.5mm相当の標準単焦点として使えるのもポイント。
24mm F1.7より画角は狭くなりますが、人物や小物を少し引き締まった構図で撮りたい場合には使いやすいです。
なお、無限遠ではF1.7ですが、最短撮影距離0.16mでは最大絞りがF3.2となります。
「マクロ撮影もしてみたいけれど、接写専用レンズを増やしたくない」という場合は、35mm F1.7が候補になります。
40mm F2は人物向け
NIKKOR Z 40mm f/2(SE)は、Z fcでは約60mm相当になります。
重量約170g、最短撮影距離0.29m、開放F2。
Z fcと組み合わせても約615gに収まります。
約60mm相当は24mmや28mmより画角が狭いため、人物、花、小物、テーブルフォトなど、主役をはっきり見せる写真に向いています。
F2の明るさもあり、背景をぼかした撮影を楽しみやすいレンズです。
ただし狭い室内では、被写体全体を入れるために後ろへ下がれないことがあります。
旅行で建物や風景も広く撮りたいなら24mmや28mm、人物を少し大きく見せたいなら40mmと考えると選びやすいですよ。
ズームレンズを比較
撮るたびに自分が前後へ移動できる単焦点とは違い、ズームレンズは同じ場所から写る範囲を変えられます。
旅行、家族写真、イベントのように被写体までの距離が次々と変わる場面では、この便利さが大きくなります。
16-50mmは軽量な基本
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRは、Z fcの標準キットにも採用されている小型ズームです。
約24-75mm相当をカバーしながら、重量は約135g。
沈胴時の全長も約32mmなので、Z fcの小ささを生かしやすい組み合わせです。
広角端24mm相当なら風景や室内、標準域なら街歩きや家族、望遠端75mm相当なら人物撮影まで対応できます。
さらにレンズ側VRを備え、公式値では望遠端で4.5段の手ブレ補正効果があります。
欠点になるのは明るさです。
望遠端ではF6.3になるため、暗い室内や背景を大きくぼかしたい場面では24mm F1.7や40mm F2との違いが出ます。
とはいえ、「交換レンズを何本も持たず、とにかく軽くしたい」という場合には非常に使いやすい標準ズームです。
16-50mm F2.8は明るい
NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRは、同じ約24-75mm相当をカバーしながら、ズーム全域でF2.8を使える標準ズームです。
重量は約330gなので、135gのF3.5-6.3モデルより約195g重くなります。
その代わり、ズームしてもF値が変わらず、室内、人物、イベント、夕方などでシャッタースピードを確保しやすくなります。
背景をぼかしたい場面でもF3.5-6.3モデルより使いやすいでしょう。
VRも備えています。
ただし公式に掲載される5.0段という補正値はZ50IIで測定された条件によるものなので、Z fcでも必ず同じ補正効果になると考えないほうが正確です。
軽さが最優先なら従来の16-50mm、明るさを優先するならF2.8という関係になります。
12-28mmは広角と動画向け
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRは、Z fcで約18-42mm相当になる超広角ズームです。
重量約205g、最短撮影距離はズーム全域0.19m。
16-50mmの広角端24mm相当よりさらに広く写せるため、大きな建物、狭い室内、広い風景、自撮りなどで違いが分かりやすくなります。
PZはパワーズームの意味で、モーターを使った電動ズームにも対応します。
Z fcでパワーズーム機能を利用する場合は対応ファームウェアが必要なので、本体のバージョンも確認してください。
静止画だけでなくVlogや動画まで撮る場合には、標準ズームとは違う役割を持たせられる1本です。
18-140mmは旅行向け
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRは、Z fcで約27-210mm相当を1本でカバーします。
重量は約315g。
16-50mmより180gほど重くなりますが、望遠端は75mm相当から210mm相当まで大きく伸びます。
旅行先では、目の前の料理を撮った直後に離れた建物を撮り、その次に人物を撮ることもあります。
そんな場面で何度も交換せず、1本で対応範囲を広げられるのが18-140mmの利点です。
広角端は約27mm相当なので、16-50mmの約24mm相当より少し狭くなります。
大きな建築物や室内を多く撮る旅行なら広角端の違いも意識してください。
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旅行で必要な焦点距離そのものを詳しく知りたい場合は、旅行用交換レンズを1本で済ませる焦点距離の選び方も参考になります。
50-250mmは望遠向け
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRは、Z fcで約75-375mm相当になる望遠ズームです。
重量は約405g、VRは公式値5.0段。
運動会、屋外スポーツ、動物、鉄道、遠くの建物など、標準ズームでは小さくしか写せない被写体を大きく撮れます。
16-50mmと2本で使えば、およそ24mm相当から375mm相当までカバー可能です。
一方、Z fcとの合計は約850gになるため、24mm F1.7や16-50mmを付けたときの軽快さとはかなり違います。
毎日付けっぱなしにするレンズというより、「今日は遠くの被写体を撮る」という目的がある日に持ち出す望遠として考えると役割が明確です。
70-180mm F2.8は目的型
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8はFX対応の望遠ズームで、Z fcでは約105-270mm相当になります。
ズーム全域F2.8なので、人物、イベント、室内スポーツなどで明るい望遠が必要な場合に候補になります。
ただし重量は約795g。
Z fcと合わせると約1.24kgになり、レンズ側VRも搭載していません。
Z fcの小ささを生かす普段使いとは方向が違うので、F2.8の望遠が必要だと分かっている場合に検討するレンズです。
単焦点とズームの選び方
Z fcでは「単焦点だから高画質」「ズームだから初心者向け」と単純に分ける必要はありません。
特に16-50mm F3.5-6.3 VRは約135gしかなく、24mm F1.7と同じ重量です。
違いは軽さではなく、明るさ、画角変更の自由度、VRの有無にあります。
| 比較点 | 軽量単焦点 | 軽量ズーム |
|---|---|---|
| 画角変更 | 自分が移動する | ズームで変更 |
| 開放F値 | F1.7~F2.8が中心 | F3.5-6.3など |
| 背景ボケ | 作りやすい | 単焦点より控えめ |
| 暗い場所 | 明るいF値を使える | VRが役立つ場面がある |
| 構図変更 | 撮影位置を変える | その場で調整しやすい |
| 旅行 | 軽量だが画角固定 | 1本で対応しやすい |
日常なら24mmか28mm
普段の街歩きや家族、料理、日常の記録なら、約36mm相当の24mm F1.7と約42mm相当の28mm F2.8 SEが使いやすい範囲です。

24mmは少し広めなので、人物の周囲まで含めた写真や室内でも構図を作りやすくなります。
28mmは少し標準寄りで、不要な背景を画面から外しやすいのが特徴です。
暗い場所を撮る機会が多ければF1.7の24mm。
Z fcらしいクラシカルな外観まで楽しみたいなら28mm SEという考え方ができます。
旅行ならズームを軸にする
旅行では、数歩前後するだけでは構図を変えられない場面があります。
展望台、乗り物の中、混雑した観光地などが分かりやすい例です。
このような場面では16-50mmや18-140mmのズームが便利になります。
荷物を最小限にするなら16-50mm。
遠くの被写体まで1本で撮るなら18-140mm。

夜の街や飲食店で明るさも欲しいなら、ズームに24mm F1.7を追加する2本構成も使いやすいでしょう。
人物なら35mmか40mm
人物を中心に撮るなら、約52.5mm相当の35mm F1.7や約60mm相当の40mm F2が候補です。
24mmより被写体を大きく見せやすく、背景の範囲も狭まるため、人物へ視線を集めやすくなります。
35mm F1.7は接写もできるので、人物だけでなく料理やアクセサリー、小物を撮る機会がある場合にも便利です。
40mm F2 SEは約170gと軽く、Z fcの外観との組み合わせも楽しめます。
動画なら12-28mm
Z fcで自撮りやVlogを撮るなら、約18mm相当から使える12-28mm PZ VRが候補になります。
自分と背景を一緒に画面へ入れたいときは、24mm相当では狭く感じることがあります。
18mm相当まで広がれば、腕を伸ばして撮影するときや室内でカメラとの距離を取れない場面でも構図を作りやすくなります。
電動ズームに対応する点も、動画用途では使い方の幅を広げます。
望遠は撮るものから決める
望遠レンズは「何mmまであれば安心か」ではなく、何を撮りたいかから考えてください。
人物や少し離れた被写体なら16-50mmの75mm相当でも対応できます。
旅行で遠景まで撮るなら18-140mmの210mm相当。
運動会や動物、鉄道なら50-250mmの375mm相当まであると撮れる範囲が広がります。
望遠になるほどレンズも大きくなりやすいため、必要以上に長い焦点距離を持ち歩かないこともZ fcでは大切です。
レンズキットはどっち
Z fcでは標準ズームの16-50mm VRと、単焦点28mm F2.8 Special Editionを組み合わせたキットが選択肢になります。
これからZ fcを購入する場合は、本体より先に「ズームが必要か」を考えると選びやすくなります。
初めてなら16-50mm
交換レンズ式カメラを初めて使う場合や、自分がよく使う焦点距離がまだ分からない場合は、16-50mmのほうが試せる範囲は広くなります。
24mm相当から75mm相当まで動かしながら撮れば、「広角をよく使うのか」「50mm前後が好きなのか」「もっと望遠が欲しいのか」が見えてきます。
そのあと、背景をもっとぼかしたくなれば24mm F1.7や40mm F2を追加するという流れでも遅くありません。
単焦点なら28mm SE
ズームよりも「小型の単焦点1本で撮り歩く」というスタイルが好みなら28mm F2.8 SEが合います。
約42mm相当は日常のスナップに使いやすく、Z fcのクラシカルなデザインとの一体感もあります。
ただし28mmだけでは、広い風景をもっと広く写したい場合や、遠くの被写体を大きく撮りたい場合には対応できません。
画角を変えたいときは自分が動く必要があるため、その制約も含めて単焦点撮影を楽しみたい人向けです。
◆ユウのワンポイントアドバイス
まだ好みの焦点距離が決まっていないなら16-50mmで撮ってみる方法が分かりやすいです。
撮影データを見て24mm付近ばかり使っているなら24mm F1.7、40~50mm付近が多いなら35mmや40mmというように、次の1本を決めやすくなります。
DXとFXレンズの違い
Z fcでは、商品名に「DX」と書かれたレンズだけでなく、FXフォーマット対応のNIKKOR Zレンズも使用できます。
ここは交換レンズを探していると分かりにくくなりやすい部分です。
FXレンズも装着できる
NIKKOR Z 26mm f/2.8、28mm f/2.8、40mm f/2などはFXフォーマットにも対応するZマウントレンズですが、Z fcへそのまま装着できます。
Z fcがDXフォーマットなので、実際に写る画角は約1.5倍相当です。
「FX用だからZ fcでは使えない」ということではありません。
ただしFXレンズはフルサイズのイメージサークルをカバーするため、製品によってはDX専用レンズより大きく重くなります。
Z fcでは、使えるかどうかだけではなく、サイズと重量まで含めて選んでください。
交換レンズの焦点距離やF値から確認したい場合は、交換レンズの種類・焦点距離・選び方もあわせて確認できます。
FマウントはFTZが必要
昔のニコン一眼レフ用Fマウントレンズを持っている場合、FTZまたはFTZ IIを使えばZ fcで利用できるレンズがあります。
ただし、すべてのFマウントレンズで同じようにAFや露出制御を使えるわけではありません。
レンズの世代やAF方式によって対応が違うため、使いたいレンズの型番ごとにニコン公式の互換情報を確認する必要があります。
さらにFTZ自体の大きさと重量も加わります。
新しくZ fc用レンズを購入するのであれば、小型軽量性を優先する用途ではZマウントレンズから探すほうがシステムを小さくできます。
社外Zレンズも選択肢
Zマウントには純正NIKKORだけでなく、SIGMAやViltroxなどの対応レンズもあります。
SIGMAでは16mm F1.4、30mm F1.4、56mm F1.4などのAPS-C用Zマウントレンズがあり、Z fcではそれぞれ約24mm、45mm、84mm相当の画角になります。
F1.4という明るさは魅力ですが、純正24mm F1.7などより重くなる製品もあります。
また、社外レンズはカメラ本体のファームウェア更新によって対応状況が変わる可能性もあります。
購入前にはレンズメーカーが公開している最新の対応カメラ一覧とファームウェア情報を確認してください。
保護フィルターも確認
交換レンズと一緒に保護フィルターを購入する場合は、レンズごとのフィルター径を確認してください。
同じZ fc用として使えるレンズでも、フィルター径は共通とは限りません。
24mm用に買ったフィルターを別のレンズへそのまま付けられるとは限らないため、購入前にレンズ仕様の「アタッチメントサイズ」や「フィルターサイズ」を確認する必要があります。
NIKKOR Zレンズ用の保護フィルターを
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販売価格、在庫、付属品、レンズ仕様、対応カメラやファームウェア条件は変更される場合があります。
購入時の正確な情報はニコンおよび各レンズメーカー、販売店の公式情報をご確認ください。
判断が難しい場合はカメラ専門店などへ相談してください。
用途別に候補を決める
ここまでの違いを、Z fcで何を撮りたいかという視点から見てみましょう。
| 用途 | 候補レンズ | 主な理由 |
|---|---|---|
| 日常スナップ | 24mm F1.7 28mm F2.8 SE |
約36~42mm相当で使いやすい |
| 薄さ・軽さ | 26mm F2.8 | 約125g、全長約23.5mm |
| Z fcらしい外観 | 28mm F2.8 SE 40mm F2 SE |
ヘリテージデザイン |
| 暗い室内 | 24mm F1.7 35mm F1.7 |
開放F1.7 |
| 人物 | 35mm F1.7 40mm F2 |
約52.5~60mm相当 |
| 花・料理・小物 | DX MC 35mm F1.7 | 0.16mまで寄れる |
| 軽量ズーム | 16-50mm F3.5-6.3 VR | 約24-75mm相当で約135g |
| 旅行1本 | 18-140mm VR | 約27-210mm相当 |
| Vlog・自撮り | 12-28mm PZ VR | 約18mm相当から使える |
| 運動会・動物 | 50-250mm VR | 約75-375mm相当 |
Z fcは軽いボディなので、最初から何本も揃える必要はありません。
16-50mmを使っているなら、まず「もっとぼかしたい」「もっと広く撮りたい」「もっと遠くを撮りたい」のどれが不足しているのかを考えてみてください。
もっとぼかしたいなら24mm F1.7や40mm F2。
もっと広くなら12-28mm。
レンズ交換を減らしたいなら18-140mm。
もっと遠くなら50-250mmというように、今のレンズで撮れない部分を補うと無駄が少なくなります。
Z fcレンズの疑問を解決
Z fcの交換レンズについて、購入前に確認されやすい疑問をまとめます。
Nikon Z fcの交換レンズに関するよくある質問(FAQ)タップすると回答が開きます。
Q1. Nikon Z fcにはどのレンズが使えますか?
A. Z fcはニコンZマウントなので、NIKKOR ZおよびNIKKOR Z DXなどのZマウント対応レンズを使用できます。
FマウントNIKKORを使う場合はFTZまたはFTZ IIなどのマウントアダプターが必要で、レンズによって機能制限があります。
Q2. Z fcにFX用レンズを付けても大丈夫ですか?
A. ZマウントのFX対応レンズはZ fcでも使用できます。
ただしZ fcはDXフォーマットなので、35mm判と比べた画角は約1.5倍相当になります。
例えば40mmレンズなら約60mm相当の画角です。
Q3. 24mm F1.7と28mm F2.8はどちらが使いやすいですか?
A. Z fcでは24mmが約36mm相当、28mmが約42mm相当です。
室内や人物を含めた風景まで少し広く撮りたい場合は24mm F1.7、標準寄りの画角とZ fcに合う外観を重視する場合は28mm F2.8 Special Editionが候補になります。
Q4. Z fcに手ブレ補正はありますか?
A. 静止画用のセンサーシフト式ボディー内手ブレ補正は搭載していません。
VR搭載レンズを使用した場合はレンズ側の手ブレ補正を利用できます。
VRなしの単焦点では、F値やISO感度、シャッタースピードを調整して手ブレや被写体ブレを抑えます。
Q5. Z fcの旅行用レンズは16-50mmと18-140mmのどちらが向いていますか?
A. 軽さを優先するなら約135gの16-50mmが使いやすく、遠くの被写体まで1本で撮りたいなら約27-210mm相当になる18-140mmが便利です。
建築や室内では16-50mmの約24mm相当という広角端にも利点があります。
旅行内容と持ち歩ける重量から選んでください。
Z fcおすすめレンズまとめ
Nikon Z fcのレンズは、ボディーの小ささを生かせる重量と、実際に必要な画角を一緒に見ることが大切です。
- 日常スナップなら24mm F1.7や28mm F2.8 SE
- 薄さと携帯性なら26mm F2.8
- 人物や背景ボケなら35mm F1.7や40mm F2
- 花や小物の接写ならDX MC 35mm F1.7
- 軽量な標準ズームなら16-50mm F3.5-6.3 VR
- 明るい標準ズームなら16-50mm F2.8 VR
- 風景やVlogなら12-28mm PZ VR
- 旅行1本なら18-140mm VR
- 運動会や動物なら50-250mm VR
Z fcを普段から持ち歩きたいなら、まずは600g前後に収まる小型単焦点や16-50mmから考えると、ボディー本来の軽快さを残しやすくなります。
旅行で交換回数を減らしたいなら18-140mm、遠くの被写体を撮る日だけ50-250mmを使うなど、目的によってレンズを分ける方法も使いやすいですよ。
大きく重いFXレンズにも魅力はありますが、Z fcで常用するなら「その大きさが必要な撮影なのか」まで考えてみてください。
軽いZ fcには、いつでも持ち出せるレンズを合わせる。
そのうえで足りない画角や明るさだけを追加していくと、自分の撮影に合った交換レンズ構成を作りやすくなります。