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カメラのAF-Cとは?AF-Sとの違いと使い分け方を解説

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こんにちは、カメラギアセレクト管理人のユウです。

カメラの設定画面を開くと、「AF-S」「AF-C」といった似た名前の項目が出てきます。

どちらもオートフォーカスなので、最初は「何が違うの?」と感じやすいところですよね。

覚えておきたいのは、AF-Sは一度合わせたピントを基本的に固定するモード、AF-CはAFを作動させている間にピントを合わせ続けるモードという違いです。

風景や物撮りのように動かない被写体ならAF-Sが使いやすく、走る子ども、ペット、スポーツ、野鳥、電車など、撮影中に距離が変わる被写体ではAF-Cが役立ちます。

ただ、実際の撮影では「動くものなら何でもAF-C」と覚えるだけでは少し足りません。

トラッキングAFや被写体認識、瞳AF、連写、シャッタースピードとの違いまで分かると、カメラのAF設定がぐっと理解しやすくなりますよ。

記事のポイント

  • AF-CとAF-Sの基本的な違い
  • 被写体ごとのAF-CとAF-Sの使い分け
  • トラッキングや連写との違い
  • AF-Cでピントが合わないときの確認方法

カメラのAF-Cとは

まずはAF-Cが何をする機能なのかを確認しましょう。

ここが分かれば、AF-Sとの使い分けもかなり簡単になります。

AF-Cはピントを追い続ける

AF-Cは一般に「Continuous AF」、日本語ではコンティニュアスAFと呼ばれるフォーカスモードです。

シャッターボタンを半押しするなどしてAFを作動させている間、カメラが被写体との距離変化に応じてピント合わせを続けます。

例えば、人物がカメラから5m離れた位置にいるとします。

その人物がこちらへ向かって歩いてくれば、撮影距離は5m、4m、3mというように変化していきます。

AF-Cでは、その変化に合わせてフォーカス位置も更新し続けるのが基本です。

AF-Cは「動いている物を撮る設定」というより、「被写体との距離変化にピントを追従させる設定」と考えると分かりやすいです。

ソニーもAF-Cについて、シャッターボタンを半押ししている間中オートフォーカスが働き、スポーツや鉄道写真など動く被写体に向くと説明しています。

(出典:ソニー「オートフォーカス(AF)とマニュアルフォーカス(MF)」)

AF-Sは一度合わせて固定する

AF-Sは「Single AF」、つまりシングルAFです。

シャッターボタンを半押しするなどしてAFを作動させ、一度ピントが合うと、基本的にはその位置でフォーカスを固定します。

風景、建物、料理、商品など、カメラと被写体との距離が変わらない撮影で扱いやすいモードです。

例えばテーブルの上に置いたカメラ用品を撮るなら、AF-Sで狙った場所へ一度ピントを合わせ、その状態を保ったまま構図を決めやすくなります。

AF-Sでレンズや小物など動かない被写体を撮影する様子

反対に、AF-Sで人物へピントを合わせたあとに人物がカメラへ近づいてくると、ピントは最初に合わせた距離のままです。

人物がそのピント面から外れれば、写真もピンぼけする可能性があります。

AF-SとAF-Cの違い

両者の違いを表で比べると、かなりすっきりします。

比較項目 AF-S AF-C
一般名称 シングルAF コンティニュアスAF
基本動作 一度ピントを合わせる AF作動中に合わせ続ける
合焦後 基本的に固定 継続して更新
距離が変わる被写体 再度AFが必要 追従しやすい
静止被写体 向いている 撮影可能
動く被写体 基本的に不向き 向いている
代表的な用途 風景・建物・商品 スポーツ・動物・乗り物

◆ユウのワンポイントアドバイス

AF-SとAF-Cを覚えるときは、「静止画か動体か」だけでなく、被写体との距離が変わるかを見るのがおすすめです。

こちらへ近づいてくる人物や犬ならAF-C、距離が変わらない風景や商品ならAF-Sという考え方なら、設定を決めやすいですよ。

AF-CとAF-Sの使い分け

基本的な仕組みが分かったところで、実際の撮影シーンへ当てはめてみましょう。

大切なのは、被写体の名前だけで決めず、撮影中にどのような動きをするかを見ることです。

AF-Sが向いている場面

AF-Sが向いているのは、ピントを合わせてから撮影するまで被写体との距離がほとんど変化しない場面です。

代表的なのは風景、建築物、料理、商品、静物など。

山や建物は突然こちらへ近づいてきませんから、一度合わせたピントを保持できるAF-Sと相性がいいですね。

商品撮影でも、カメラと商品を固定しているなら、ピント位置を何度も更新する必要はあまりありません。

さらにAF-Sは、ピントを合わせたあと半押しを維持し、その状態で構図を変更するフォーカスロックを使いやすいのも特徴です。

ただし、静止物ならAF-Cを使えないという意味ではありません。

AF-Cでも撮影できますが、ピント位置を動かしたくない場面ならAF-Sのほうが意図を明確にしやすいでしょう。

AF-Cが向いている場面

AF-Cが活躍するのは、撮影者と被写体との距離が変わる場面です。

例えば、運動会でこちらへ走ってくる子ども。

走ってくる犬。

飛んでいる鳥。

接近する電車や自動車。

サッカーや陸上競技の選手。

こうした被写体は、シャッターを切る直前まで距離が変わっています。

AF-Sでは最初に合焦した場所から被写体が動いた時点でピントがずれる可能性がありますが、AF-CならAFを作動させている間は新しい距離へ合わせ続けます。

そのため、子ども・ペット・スポーツ・野鳥・乗り物などはAF-Cを基本候補にすると分かりやすいでしょう。

AF-Cでカメラに向かって走る子どもを撮影する様子

被写体別の選び方

撮影シーンごとの目安も確認しておきます。

撮影対象 基本候補 判断ポイント
風景 AF-S 距離がほぼ変化しない
建築物 AF-S 被写体が動かない
料理・商品 AF-S ピント位置を固定しやすい
花 AF-S/AF-C 風で揺れるならAF-Cも候補
ポートレート AF-S/AF-C 人物の前後移動で判断
子ども AF-C 突然動くことが多い
犬・猫 AF-C 動きが不規則になりやすい
スポーツ AF-C 撮影距離が連続して変わる
飛んでいる鳥 AF-C 移動し続ける
電車・自動車 AF-C 接近時の距離変化が大きい
集合写真 AF-S/AF-C 人物の動き方で判断
マクロ AF-S/AF-C/MF 被写体や撮影方法による

この表は絶対的な決まりではありません。

同じ「花」でも無風ならAF-Sで十分ですが、風に揺れて前後するならAF-Cが役立つことがあります。

鳥も枝に止まっているだけならAF-Sを使えますが、飛び立つ瞬間まで狙うならAF-Cで待つ方法があります。

ポートレートは動きで決める

人物撮影では「ポートレートだからAF-S」と決めつけないほうがいいでしょう。

完全に静止してもらえる撮影ならAF-Sでも対応できます。

しかし、人は止まっているつもりでも顔や上半身がわずかに前後します。

特に開放F値の小さい明るいレンズを使い、背景を大きくぼかしているときは被写界深度が浅くなるため、わずかな移動でも目からピントが外れることがあります。

そのため、自然に動く人物を撮るならAF-Cと顔・瞳認識を組み合わせる方法も有効です。

なお、顔・瞳認識を利用できる条件や対応する被写体はカメラによって違います。

古い機種を含め、すべてのカメラで同じように使える機能ではないので、正確な情報は使用している機種の公式マニュアルをご確認ください。

AF-Cを使うときの基本

AF-Cへ切り替えるだけでも動体撮影は始められますが、それだけでカメラがすべてを判断してくれるわけではありません。

AFエリア、被写体認識、連写などを役割ごとに分けて考えると設定しやすくなります。

まずフォーカスモードを変更

最初にカメラのフォーカスモードをAF-Cへ変更します。

設定方法はメーカーや機種によって異なり、メニュー、ファンクションボタン、クイックメニュー、フォーカスレバーなどから変更する機種があります。

レンズにAF/MF切り替えスイッチがある場合は、レンズ側がMFになっているとカメラ側でAF-Cを選べないこともあります。

「メニューにAF-Cが見つからない」という場合は、レンズ側のAF/MF設定も確認してください。

AFエリアも合わせて選ぶ

AF-Cはどうピントを動かすかを決める設定です。

それに対してAFエリアは、画面のどこを使ってピントを合わせるかを決めます。

ここを混同しないことが大切です。

小さな一点で狙うスポット系、複数のAFポイントを使うゾーン系、広い範囲から被写体を探すワイド系など、カメラによって複数の選択肢があります。

一直線に動く被写体なら比較的狭い範囲でも追いやすいことがありますが、子どもや犬のように方向を突然変える被写体では広めのAFエリアが扱いやすい場合があります。

被写体認識を組み合わせる

現在のミラーレスカメラでは、人物、顔、瞳、動物、鳥、車、電車などをカメラ側が認識できる機種があります。

ただし、AF-Cと被写体認識AFは別の機能です。

AF-Cは距離変化へ合わせ続ける機能。

被写体認識は、画面の中から何を優先して狙うか判断するための機能です。

そのため、対応機では「AF-C+被写体認識+トラッキング」のように複数の仕組みを組み合わせることがあります。

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動く子どもやペットを撮りやすいカメラを探す場合は、単にAF-Cの有無だけでなく、人物・動物認識を備えたミラーレスカメラ本体まで確認すると選びやすくなります。

カメラ選びそのものから確認したい場合は、初心者向け中古カメラの選び方も参考にしてください。

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連写は別に設定する

AF-Cと連写は同じものではありません。

AF-Cはピント合わせの方法、連写はシャッターを連続して切る方法です。

AF-Cのまま1枚だけ撮ることもできます。

逆に機種によってはAF-Sのまま連写を選ぶことも可能です。

スポーツや野鳥ではAF-Cと連写を一緒に使う場面が多いため、同じ機能のように見えやすいだけなんですね。

シャッター速度も確認する

「AF-Cに変えたのに写真がブレる」という場合は、ピント以外も確認しましょう。

AF-Cが担当しているのはフォーカスです。

走っている人物や飛んでいる鳥の動きを止めて写せるかどうかは、主にシャッタースピードが関係します。

ピンぼけと被写体ブレは別です。

ピント位置が被写体から外れている状態はピンぼけです。

ピントが合っていても撮影中に被写体が動いて像が流れているなら、被写体ブレが考えられます。

つまりAF-Cへ変更しただけで、速い動きまで自動的に止まって写るわけではありません。

撮影する動きに応じたシャッタースピードも合わせて考える必要があります。

トラッキングとの違い

AF-Cを調べていると、トラッキングや追尾AFという言葉もよく出てきます。

ここは初心者が特に混同しやすいところです。

AF-Cは距離を追う機能

AF-Cは、AFを作動させている間に被写体との距離変化へ合わせてピント位置を更新するフォーカスモードです。

しかし、AF-Cにしただけで特定の被写体を画面の端まで自動追跡してくれるとは限りません。

使用しているAFエリアの中から被写体が外れれば、別の場所へピントが移ることもあります。

トラッキングは位置を追う

トラッキングAFは、選択した被写体などを画面内で追いかけるための仕組みです。

分けて考えるなら、AF-Cは「ピントを合わせ続ける方法」、トラッキングは「追いかける対象を画面内で追跡する方法」です。

富士フイルムでも、AF-SとAF-Cというフォーカスモードとは別に、シングルポイント、ゾーン、ワイド/トラッキングといったAFエリアの考え方があります。

(出典:富士フイルム「オートフォーカスを活用しましょう!」)

AF-Cだけで完結させないことがポイントです。

動く被写体を撮るときは、AF-Cに加えてAFエリア、トラッキング、顔・瞳認識、被写体認識などを撮影対象に合わせます。

AF-AやMFとの違い

カメラによってはAF-SとAF-C以外のフォーカスモードも用意されています。

代表的なAF-AとMFもここで分けておきましょう。

AF-Aは自動で切り替える

AF-Aは、被写体の状態をカメラが判断してAF-SとAF-Cを切り替えるタイプのモードです。

止まっている被写体ではシングルAFとして動作し、被写体が動き始めるとコンティニュアスAFへ切り替える考え方です。

動くか止まるか分からない被写体では便利ですが、すべてのカメラにAF-Aが搭載されているわけではありません。

また、速い被写体では自動切り替えが追いつかないケースもあるため、最初から動くと分かっているならAF-Cを選んだほうが分かりやすい場面があります。

モード 基本動作 主な用途
AF-S 一度合わせて固定 静止被写体
AF-C 合わせ続ける 動く被写体
AF-A AF-SとAF-Cを自動切替 動きが予測しにくい場面
MF 撮影者が手動で調整 置きピン・特殊な撮影など

MFは手動でピントを合わせる

MFはManual Focus、つまりマニュアルフォーカスです。

カメラ任せではなく、レンズのフォーカスリングなどを使って撮影者がピント位置を決めます。

AFが迷いやすい条件、星景、マクロ撮影、あらかじめ決めた位置を通過する被写体を狙う置きピンなどでは、MFを使うこともあります。

AF-Cが万能というわけではなく、撮影方法によってはピントを動かさないほうが都合のよい場面もあるわけです。

メーカーで名称が異なる

AF-Cという言葉を覚えたのに、カメラのメニューを探しても見つからないことがあります。

これは故障ではなく、メーカーによって名称が違う可能性があります。

各メーカーの呼び方

メーカー シングル系 コンティニュアス系
ソニー AF-S AF-C
ニコン AF-S AF-C
富士フイルム AF-S/S AF-C/C
Panasonic LUMIX AFS AFC
OM SYSTEM S-AF C-AF
キヤノンEOS ワンショットAF サーボAF

名称は違っても、静止した被写体へ一度ピントを合わせるシングル系と、動く被写体へ継続して合わせるコンティニュアス系という考え方は共通しています。

キヤノンはサーボAF

キヤノンEOSでは、AF-Sに近い役割を「ワンショットAF」、AF-Cに近い役割を「サーボAF」と呼ぶ機種があります。

そのため「CanonのカメラなのにAF-Cがない」と感じたときは、AF動作の中にワンショットAFやサーボAFがないか確認してみてください。

機種や世代によってメニュー構成や利用できる機能は変わるため、最終的には使っているカメラの公式マニュアルで確認するのが確実です。

AF-Cで合わない原因

AF-Cへ変更しても、動く被写体に必ずピントが合うわけではありません。

AFが外れる場合は、フォーカスモード以外の条件も見ていきましょう。

AFエリアから外れている

最初に確認したいのが、被写体とAFエリアの位置です。

狭いAFエリアを使用していて、その範囲から被写体が外れてしまえば、カメラは別の場所へ合わせようとする可能性があります。

特に子ども、犬、鳥など動く方向を予測しにくい被写体では、AFエリアが狭すぎると追い続けるのが難しくなることがあります。

反対に広すぎれば、背景や前を横切った別の被写体を拾うこともあります。

被写体の動き方に合うAFエリアを選ぶことが大切です。

被写体認識が違っている

被写体認識に対応する機種では、人物、動物、鳥、乗り物などの設定を確認しましょう。

人物を撮りたいのに別の対象が選ばれていれば、期待した場所を認識しにくくなる可能性があります。

また、対応する認識対象そのものが機種によって違います。

新しい機種の説明をそのまま古いカメラへ当てはめないようにしてください。

暗さやコントラストも影響

オートフォーカスには苦手な条件があります。

暗い場所、明暗差の少ない被写体、繰り返し模様、小さすぎる被写体などでは、AFが迷ったり合焦まで時間がかかったりすることがあります。

さらにレンズ、被写体との距離、移動速度なども結果に関係します。

AF-Cを選択しているというだけで、どんな条件でも完璧に追えるわけではありません。

AF-Cなら100%ピントが合うわけではありません。

被写体の速度、明るさ、AFエリア、レンズ、撮影距離、カメラのAF性能などによって結果は変化します。

設定項目や使用条件は機種ごとに異なるため、正確な情報はメーカー公式サイトや取扱説明書をご確認ください。

シャッターが切れても要確認

AF-Cでシャッターが切れたからといって、必ずしも完全に合焦しているとは限りません。

カメラには、ピントが合うことを優先する「フォーカス優先」と、シャッターチャンスを優先する「レリーズ優先」などを設定できる機種があります。

例えばニコンZ fではAF-Sの初期設定がフォーカス優先、AF-Cの初期設定がレリーズ優先とされています。

ただし、これはすべてのメーカーや機種に共通する設定ではありません。

連写した写真の中にピントが外れたカットが多い場合は、AF-Cそのものだけでなく、優先設定も確認してみましょう。

AF-Sでも失敗は起こる

AF-Sなら必ずピントが合うわけでもありません。

AF-Sで一度ピントを合わせても、そのあと被写体や撮影者が前後へ動けばピント位置はずれます。

特に背景を大きくぼかす撮影では、ピントが合って見える範囲が狭くなるため、わずかな移動が目立ちやすくなります。

つまりAF-SとAF-Cに上下関係があるわけではなく、それぞれ適した使い方が違うということですね。

動体撮影での使い分け

ここからは、よく撮影される被写体ごとにAF-Cの使い方をもう少し具体的に見ていきます。

同じAF-Cでも、子どもと電車では合わせたい設定が少し違います。

子どもやペットを撮る

子どもや犬・猫は、AF-Cを使いやすい代表的な被写体です。

止まっていたと思ったら突然こちらへ走ってきたり、方向を変えたりします。

AF-Sでそのたびに半押しをやり直すより、AF-Cで距離変化へ追従させたほうが対応しやすい場面が多くなります。

AF-Cで走ってくる犬にピントを追従させて撮影する様子

顔や瞳、動物認識に対応したカメラなら、それらも組み合わせると狙う場所をカメラへ伝えやすくなります。

ただ、AFが合っていてもシャッタースピードが遅ければ体や手足がぶれる場合があります。

AFと露出設定は分けて確認してください。

スポーツや野鳥を撮る

スポーツや飛んでいる鳥では、被写体との距離が変わり続けるためAF-Cが基本候補です。

AF-Cと望遠レンズで走るサッカー選手を撮影する様子

さらにAFエリアと連写を組み合わせ、狙った被写体を画面内へ保ち続ける必要があります。

遠くの選手や鳥を大きく写したい場合は、AF設定だけでなく焦点距離も重要です。

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運動会・スポーツ・野鳥向けの望遠レンズを選ぶ場合は、焦点距離だけでなくレンズのAF駆動や重量も確認すると扱いやすくなります。

レンズの価格差が何によって生まれるのか気になる場合は、高いカメラレンズと安いレンズの違いも参考になります。

電車や車を撮る

真正面や斜め前から接近してくる電車、自動車、バイクでは、短時間で撮影距離が大きく変わります。

こうした場面ではAF-Cのメリットが分かりやすく現れます。

反対に、かなり遠くを真横へ移動していてカメラとの距離がほぼ変わらない場合は、前後方向の変化は小さくなります。

「乗り物だからAF-C」と覚えるより、どちらへ動いているのかを見るほうが応用しやすいですよ。

置きピンなら考え方が違う

動く被写体でもAF-Cを使わない撮影方法があります。

代表例が置きピンです。

置きピンでは、被写体が通過すると予想した場所へあらかじめピントを合わせ、その位置へ被写体が来た瞬間に撮影します。

この場合、撮影までにピント位置が変わると困るため、AF-Sで固定したりMFを使ったりする方法があります。

「動く被写体=絶対にAF-C」ではなく、追従させる撮影なのか、決めた位置で待つ撮影なのかによって変わります。

流し撮りでは役割を分ける

流し撮りでもAF-Cを使うことがあります。

ただし、背景が流れたように写る効果を作るのはAF-Cではありません。

流し撮りでは被写体に合わせてカメラを動かしながら、比較的遅いシャッタースピードを使って背景の動きを表現します。

AF-Cはあくまで、その撮影中に変わる被写体との距離へピントを合わせる役割です。

AF-Cを常用してもいいか

最近のミラーレスカメラではAF-Cの性能が高まり、「ずっとAF-Cでいいのでは?」と感じることもあります。

AF-Cを常用すること自体はできますが、すべての撮影で必ず有利になるわけではありません。

静物ではAF-Sも使いやすい

動かない被写体をAF-Cで撮ることはできます。

ただ、風景や商品などピント位置を一度決めて維持したい場面では、AF-Sのほうが意図を分かりやすく反映できます。

AF-Cで静止物への動作が安定しない場合にシングル系AFを使うよう案内しているメーカーもあります。

なので、AF-Cを上位モードとして常用するより、静止被写体はAF-S、動く被写体はAF-Cを基本にして必要に応じて切り替えるのが初心者には分かりやすいでしょう。

カメラ選びでもAFを見る

子ども、ペット、スポーツを主に撮影するなら、カメラを選ぶ段階からAF性能を確認する価値があります。

ただし、「AF-C搭載」という表記だけで機種を決める必要はありません。

人物・動物の認識機能、トラッキング、利用できるAFエリア、レンズの選択肢、操作方法なども一緒に見てください。

APS-Cとフルサイズなどセンサーサイズからカメラを比較している場合は、APS-Cとフルサイズの違いも確認しておくと機種を絞り込みやすくなります。

連写ではSDカードも関係する

AF-Cと高速連写を組み合わせるなら、保存するメモリーカードも撮影環境の一部です。

大量の写真を連続して撮影すると、カメラ内部のバッファからカードへデータを書き込む必要があります。

対応するカード規格や必要な書き込み性能はカメラによって異なるため、高速なカードを買えばどのカメラでも同じ効果が出るわけではありません。

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連写向けの高速SDカードを選ぶ前に、使用するカメラが対応するSD規格や速度クラスを公式仕様で確認してください。

SDカードや予備バッテリーなどを含めて確認したい場合は、カメラ初心者向けの周辺機器でも解説しています。

◆ユウのワンポイントアドバイス

動体撮影では、AF-Cだけを変更して終わりにしないことが大切です。

AF-C、AFエリア、被写体認識、連写、シャッタースピードを別々の役割として考えると、「どこを直せばいいのか」が分かりやすくなりますよ。

動画撮影では注意する

ここまでのAF-SとAF-Cの説明は、主に静止画撮影を前提にしています。

動画ではメーカーや機種によって名称や動作が異なるため、そのまま当てはめないようにしましょう。

動画専用のAFもある

ニコンの一部機種には動画で使用するAF-FというフルタイムAFがあります。

キヤノンでも動画サーボAFという名称が使われる機種があります。

つまり、「写真でAF-Cを使うから動画でも同じAF-Cにすればよい」と全メーカー共通で考えることはできません。

動画ではピント移動の速度や追従感度などを別に調整できるカメラもあります。

使用しているカメラで動画を撮る場合は、静止画用AFとは分けて公式マニュアルを確認してください。

AF-Cのよくある質問

AF-Cを使い始めると出てきやすい疑問をまとめます。

カメラのAF-Cに関するよくある質問(FAQ)クリックすると回答が開きます

Q1. AF-Cとは何の略ですか?

A. AF-Cは一般にContinuous AFの略で、日本語ではコンティニュアスAFと呼ばれます。

シャッターボタンを半押しするなどしてAFを作動させている間、被写体との距離変化に応じてピントを合わせ続けるモードです。

Q2. AF-CとAF-Sはどちらを使えばいいですか?

A. 風景、建物、商品など撮影距離が変わらない被写体ではAF-S、子ども、ペット、スポーツ、野鳥、電車など距離が変わる被写体ではAF-Cを基本にすると分かりやすいです。

ただし撮影方法によって適した設定は変わるので、被写体の種類だけでなくカメラとの距離変化を見て決めてください。

Q3. AF-CとトラッキングAFは同じですか?

A. 同じではありません。

AF-Cは被写体との距離変化へ合わせてピントを更新するフォーカスモードで、トラッキングは画面内で選んだ被写体などを追跡するための機能です。

対応するカメラでは両者を組み合わせて使用することがあります。

Q4. AF-Cなのにピントが合わないのはなぜですか?

A. AFエリアから被写体が外れている、被写体認識の設定が合っていない、暗い、被写体が小さい、背景との明暗差が少ない、被写体の速度が速いなど複数の原因が考えられます。

レンズやカメラによってAF性能や設定項目も異なりますので、正確な情報はメーカー公式サイトや使用機種の取扱説明書をご確認ください。

Q5. AF-Cは普段から常用してもいいですか?

A. AF-Cで静止被写体を撮影することもできますが、すべての場面でAF-Cが有利になるわけではありません。

ピント位置を固定したい風景や物撮りではAF-S、距離が変化する人物や動物、スポーツなどではAF-Cというように使い分けると設定の意図が分かりやすくなります。

AF-CとAF-Sのまとめ

カメラのAF-Cとは、AFを作動させている間、被写体との距離変化に応じてピントを合わせ続けるコンティニュアスAFです。

AF-Sは一度合焦すると基本的にピントを固定するため、風景や建物、商品撮影など動かない被写体と相性があります。

一方でAF-Cは、走る子ども、犬や猫、スポーツ、飛ぶ鳥、電車、自動車など、撮影中に距離が変わる被写体で使いやすいモードです。

迷ったときは「動くかどうか」だけでなく、カメラと被写体との距離が変わるかを基準にしてみてください。

さらにAF-C、トラッキング、被写体認識、連写、シャッタースピードはそれぞれ役割が違います。

  • AF-S:一度合わせたピントを基本的に固定する
  • AF-C:AF作動中に距離変化へ合わせ続ける
  • トラッキング:画面内で被写体を追跡する
  • 被写体認識:人物や動物など狙う対象を認識する
  • 連写:シャッターを連続して切る
  • シャッタースピード:動きの写り方や被写体ブレに関係する

AF-CはAF-Sより上位のモードというわけではありません。

動く被写体ではAF-C、動かない被写体ではAF-Sを基本に、撮影シーンに合わせて切り替えることがピントを扱いやすくする近道です。

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