こんにちは、カメラギアセレクト管理人のユウです。
2026年の中古カメラを継続して見ていると、フルサイズは新品だけで選ぶ必要がかなり薄れてきたと感じます。
数年前まで20万円以上していたボディが10万円前後まで下がり、EOS RPやNikon Z 5、Z 6のように10万円を切る個体も珍しくなくなりました。
さらに一眼レフまで視野を広げれば、D610やD750などを5万円前後から探せます。
私自身、中古・型落ちカメラを実際に買う立場で、販売価格だけでなく、状態、使用感、保証、交換レンズの値段、さらに売却するときの価格まで継続して見ています。
そこで感じるのは、カメラは最新機種でなくても、撮りたいものに必要な性能が残っていれば十分楽しめるということです。
ただし、フルサイズカメラ中古の最安値だけを追いかけると、古すぎる個体や保証のない個体を選んでしまうこともあります。
この記事では、2026年9月時点の中古相場をもとに、初心者にも選びやすいフルサイズミラーレスから、安く買えるフルサイズ一眼レフまで比較します。

記事のポイント
- 2026年に狙いたい中古フルサイズの機種
- 初心者が予算別に選びやすいモデル
- 安いフルサイズ一眼レフの注意点
- 中古購入前に確認したい状態と保証
私の基準では、初めて中古フルサイズを買うなら、予算10万円前後ではEOS RP・Nikon Z 5・Z 6・α7 IIIを中心に比較します。
5万円前後まで抑えたいならD610やD750も候補ですが、年式とメーカー修理の可否まで確認して選びたいところです。
中古フルサイズは型落ちが狙い目
中古フルサイズを選ぶときは、新品時の価格ではなく、2026年現在の中古価格と残っている性能を見ていくと候補を絞りやすくなります。
特に1〜3世代前のミラーレスは価格が下がっている一方、写真撮影で使う基本性能はまだ十分なモデルが多くあります。
2026年の中古相場を見る
2026年9月時点では、初期から中期のフルサイズミラーレスが10万円前後まで下がっています。
おおまかな価格帯で見ると、EOS RPは約6.5〜9万円、Nikon Z 5は約9.4〜12万円、初代Z 6は約9〜12万円、LUMIX S5は約9〜13万円がひとつの目安です。
もう少し予算を上げると、SONY α7 IIIが約9.7〜13万円、EOS Rが約9.4〜14万円、α7R IIIが約11〜15万円あたりに入ってきます。
13万円以上ではNikon Z 6II、SONY α7C、Canon EOS R6なども見えてきました。
一方、一眼レフならD610、D750、EOS 6D、EOS 6D Mark IIなどを4〜8万円前後から探せます。
中古価格は店舗、状態ランク、シャッター回数、付属品、保証期間によって変わります。
この記事の価格は2026年9月前後の一般的な目安で、最安値を保証するものではありません。
私が中古在庫を見るときも、最安値だけでは判断しません。
9万円台の個体と11万円台の個体が並んでいたら、なぜ2万円違うのかを必ず見ます。
外観、保証、付属品、バッテリー、センサー状態まで確認すると、安いほうが必ず得とは限らないんですよ。
中古カメラ販売店で同じ機種の価格・状態・保証を見比べると、本当に狙いたい価格帯が見えやすくなります。
初心者にも中古は選びやすい
フルサイズ中古カメラは上級者向けと思われがちですが、ミラーレスなら初めての人にも扱いやすい機種があります。
顔AFや瞳AF、電子ビューファインダー、タッチ操作、撮影前に明るさを確認できる表示など、一眼レフより分かりやすい部分も多いからです。
例えばNikon Z 5なら、約2432万画素のフルサイズセンサー、ボディ内手ブレ補正、デュアルSDカードスロットを搭載しています。
Canon EOS RPならボディが軽く、バリアングル液晶もあるため、旅行や家族写真から入りやすいモデルです。
SONY α7 IIIは少し古い世代になりましたが、瞳AF、5軸手ブレ補正、約10コマ/秒連写、大容量バッテリーを備えています。
つまり初心者だから新品の入門モデルを選ぶ必要はありません。
用途に合うなら、数年前の中級機を中古で買うほうが撮影できる範囲が広がる場合もあります。

◆ユウのワンポイントアドバイス
初めてフルサイズを買うときほど、ボディ価格だけで決めないほうがいいですよ。
10万円のボディを買っても、欲しい標準ズームが8万円なら合計18万円です。
ボディを8万円にしてレンズへ予算を回したほうが、撮れる写真の幅が広がることもあります。
フルサイズとAPS-Cの違い
一般にフルサイズと呼ばれるカメラは、約36×24mmの撮像センサーを搭載しています。
APS-Cより撮像面積が広いため、同じ世代、同程度の技術で比較した場合には、高感度撮影や階調、背景のぼかしやすさで有利になりやすい傾向があります。
違いを感じやすいのは、室内、夜景、星景、ポートレート、結婚式、ボケを生かしたスナップなどです。
ただ、フルサイズなら必ずAPS-Cよりきれいになるわけではありません。
カメラの世代、AF、レンズ、手ブレ、撮影条件の影響もあります。
例えば野鳥やスポーツでは、同じ予算なら新しいAPS-C機を選び、高速AFや望遠効果を優先したほうが使いやすいこともあります。
あなたが欲しいのは「フルサイズ」という名前でしょうか。
それとも、夜の室内で子どもをきれいに撮りたい、人物の背景をぼかしたい、風景を高画質で残したい、といった結果でしょうか。
ここを分けて考えると選択肢が見えやすくなります。
ミラーレスと一眼レフの違い
これから初めてレンズ交換式カメラを買うなら、基本的には中古ミラーレスから見るのがおすすめです。
人物の瞳を追うAF、動画撮影、電子ビューファインダー、今後の交換レンズ展開などを考えると使いやすいからです。
一方、一眼レフには光学ファインダー、電池持ち、豊富な中古EF・Fマウントレンズ、ボディ価格の安さがあります。
| 比較項目 | ミラーレス | 一眼レフ |
|---|---|---|
| 本体価格 | 7万円前後から | 3〜5万円台から |
| 人物AF | 顔・瞳AFを使いやすい | 機種により差が大きい |
| 動画 | 選択肢が多い | 古い機種は不得意 |
| ファインダー | 電子式 | 光学式 |
| 交換レンズ | 現行マウント中心 | 中古EF・Fが豊富 |
| 将来の拡張 | 続けやすい | 既存レンズ中心 |
ミラーレス全体から候補を探したい場合は、中古ミラーレスカメラおすすめ機種の比較も合わせて確認してみてください。
中古フルサイズおすすめ比較
ここからは、2026年に中古で探しやすいフルサイズミラーレスを比較します。
価格だけで順位を決めるのではなく、写真中心なのか、動画も使うのか、軽さを優先するのかまで見て選んでいきます。
| 機種 | 発売 | 有効画素 | ボディ内手ブレ補正 | 中古価格目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| Canon EOS RP | 2019 | 約2620万 | なし | 約6.5〜9万円 | 低予算・旅行 |
| Nikon Z 5 | 2020 | 約2432万 | あり | 約9.4〜12万円 | 初心者・静止画 |
| Nikon Z 6 | 2018 | 約2450万 | あり | 約9〜12万円 | 写真・動画 |
| LUMIX S5 | 2020 | 約2420万 | あり | 約9〜13万円 | 動画・夜景 |
| SONY α7 III | 2018 | 約2420万 | あり | 約9.7〜13万円 | 幅広い撮影 |
| Canon EOS R | 2018 | 約3030万 | なし | 約9.4〜14万円 | 人物・EF資産 |
| SONY α7R III | 2017 | 約4240万 | あり | 約11〜15万円 | 風景・高画素 |
| Nikon Z 6II | 2020 | 約2450万 | あり | 約13.7〜16万円 | 写真・動画 |
| SONY α7C | 2020 | 約2420万 | あり | 約13〜17万円 | 旅行・軽量 |
| Canon EOS R6 | 2020 | 約2010万 | あり | 約14.7〜18万円 | 子ども・ペット |
Amazonのアソシエイトとして、カメラギアセレクトは適格販売により収入を得ています。
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中古品や型落ち品は、出品者や状態によって価格と在庫が変わります。
気になる機種が決まったら、現在の出品状況を確認して比較してみてください。
SONY α7 III
中古フルサイズを10万円前後で探すなら、α7 IIIは今でも最初に確認したいモデルです。
2018年発売で約2420万画素の裏面照射型フルサイズセンサー、5軸ボディ内手ブレ補正、最高約10コマ/秒、瞳AF、4K動画、大容量のNP-FZ100バッテリーを備えています。
発売年だけを見ると古く感じますが、人物、旅行、子ども、ペット、夜景、風景まで一台で撮りたいなら十分使えます。
約2420万画素も扱いやすい数字です。
SNSやWebだけでなく、一般的なプリントや多少のトリミングまで困りにくいでしょう。
中古流通量が多いのも魅力です。
同じα7 IIIでも状態の違う個体を比較しやすく、無理に傷の多い最安品を選ぶ必要がありません。
ただし、現在のSONY機にある新しい被写体認識AFやメニュー構成とは世代差があります。
背面液晶もバリアングルではありません。
それでも写真を中心に考えるなら、2026年でも価格と機能の釣り合いが取りやすい一台です。
Canon EOS RP
とにかく安くフルサイズミラーレスを始めたいなら、EOS RPが候補になります。
約2620万画素で、バッテリーとカードを含めても約485g。
中古価格は6万円台から見つかることがあり、7〜9万円程度まで視野を広げると個体を比較しやすくなります。
バリアングル液晶なので、ローアングル、家族写真、旅行、自撮りを含む動画などでも画面を見やすいモデルです。
一方、ボディ内手ブレ補正はありません。
高速連写や4K動画にも新しいEOS Rシリーズとの世代差があります。
スポーツや野鳥を中心に撮るより、人物、旅行、風景、街歩きに向いています。
「まずフルサイズの写りを試してみたい」という人には、価格の入口をかなり下げてくれるモデルです。
Nikon Z 5
フルサイズ中古カメラを初心者が選ぶなら、Z 5は扱いやすい候補です。
約2432万画素、ボディ内手ブレ補正、デュアルSDカードスロットを備えています。
SDカードを2枚使えるので、同じ写真を2枚へ記録してバックアップを作ることも可能です。
人物、旅行、風景、花、物撮りなど、静止画をじっくり楽しむ使い方と相性がいいですよ。
EOS RPより価格は上がりますが、ボディ内手ブレ補正があるため、手ブレ補正を持たない単焦点レンズを使うときにも助かります。
一方、最高連写は約4.5コマ/秒で、4K動画にはクロップがあります。
運動会やスポーツ、動画中心ではなく、写真をしっかり撮りたい初心者に向くモデルと考えると分かりやすいでしょう。
Nikon Z 6とZ 6II
初代Z 6は2018年発売ですが、中古価格が9万円台まで下がったことで面白くなっています。
約2450万画素の裏面照射型センサー、5軸手ブレ補正、最高約12コマ/秒、273点AF、4K UHDに対応します。
Z 5と近い値段なら、連写、動画、高感度撮影を重視する人はZ 6を選ぶ理由があります。
ただし、初代Z 6はカードスロットが1つで、XQDまたはCFexpress Type Bを使います。
一般的なSDカードしか持っていない場合は、カードとカードリーダー代まで予算へ加えてください。
Z 6IIになるとデュアルEXPEED 6となり、最高約14コマ/秒、CFexpress/XQDとSDのデュアルスロットに対応します。
中古価格は初代より4〜5万円ほど上がりやすいため、「その差額を出してカードスロットや連写性能を取るか」が判断点になります。
LUMIX S5
写真だけでなく動画も撮りたいなら、初代LUMIX S5も見逃せません。
約2420万画素のフルサイズセンサー、ボディ内手ブレ補正、Dual Native ISO、4K動画などを備えます。
中古では状態によって10万円を切る個体から、状態のよい個体では13万円前後まで差が出ることがあります。
動画機能を考えると、この価格帯では魅力があります。
ただし初代S5は、S5II以降の像面位相差AFではありません。
人物や風景、固定気味の動画では使えますが、走り回る子どもを動画で追い続けたい場合などは新しいS5IIとの差を確認しておきたいところです。
Canon EOS RとR6
CanonのRFマウントで中古を探すなら、EOS Rと初代EOS R6は性格がかなり違います。
EOS Rは約3030万画素。
人物、風景、物撮りなど静止画を中心に撮りたい人や、EFレンズをアダプター経由で使いたい人に向きます。
ボディ内手ブレ補正はなく、カードスロットも1枚なので、現在の基準では古さを感じる部分もあります。
一方、EOS R6は約2010万画素ながら、ボディ内手ブレ補正、デュアルピクセルCMOS AF II、メカシャッターで最高約12コマ/秒、電子シャッターで最高約20コマ/秒に対応します。
子ども、犬や猫、イベントなど、動く被写体を撮るならR6のほうが使いやすい場面が増えます。
2026年には15万円前後から見えるため、新品の入門機と迷う価格になってきました。
α7R IIIとα7C
同じSONYでもα7R IIIとα7Cでは目的が違います。
α7R IIIは約4240万画素で、風景、建築、商品、スタジオ撮影、大きくトリミングしたい人向けです。
高画素なので細部を残しやすい反面、RAWデータも大きくなります。
パソコン性能や保存容量まで必要になるので、初心者だから高画素ほど得というわけではありません。
α7Cは約2420万画素で、本体約424g。
フルサイズとしてコンパクトなので、旅行や街歩き、家族写真で持ち出しやすいモデルです。
大型ズームを付ければ結局重くなるものの、小さな単焦点レンズと組み合わせればフルサイズらしからぬ軽快なセットを作れます。
安い中古フルサイズ一眼レフ
フルサイズ一眼レフの中古を安く探したいなら、ミラーレスよりさらに低い予算から始められます。
ただし10年以上前の機種も多いため、写真性能だけではなく、修理受付、部品、バッテリー、ゴム部品など経年の影響も考える必要があります。

| 機種 | 発売 | 画素数 | 中古価格目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Canon EOS 6D | 2012 | 約2020万 | 約3〜5万円 | 低価格だが修理終了 |
| Nikon D610 | 2013 | 約2426万 | 約4〜6万円 | 低予算のフルサイズ |
| Nikon D750 | 2014 | 約2432万 | 約5〜8万円 | 写真中心なら使いやすい |
| EOS 6D Mark II | 2017 | 約2620万 | 約6.5〜11万円 | バリアングル液晶 |
| EOS 5D Mark IV | 2016 | 約3040万 | 約13〜16万円 | 静止画を幅広く撮れる |
| Nikon D780 | 2020 | 約2450万 | 約12〜16万円 | 比較的新しい一眼レフ |
| Nikon D850 | 2017 | 約4575万 | 約12〜20万円 | 風景・高画素 |
| PENTAX K-1 Mark II | 2018 | 約3640万 | 約13〜19万円 | 5軸手ブレ補正 |
フルサイズに限らず一眼レフを広く比較したい場合は、中古一眼レフカメラおすすめ機種も参考にしてください。
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旧世代の一眼レフは、出品数やコンディションに差があります。
本体価格だけでなく、付属品や販売者の説明も確認して選んでください。
Nikon D750
「フルサイズ一眼レフの中古を安く買いたい」という条件なら、D750は今でも分かりやすい候補です。
約2432万画素で、ポートレート、旅行、風景、夜景、スナップなど幅広く使えます。
2026年上半期の中古取引では平均価格が約6.9万円となっており、5万円前後の個体が見つかることもあります。
Fマウントには50mm F1.8や85mm F1.8など中古で探しやすいレンズも多く、ボディとレンズを合わせてもミラーレスより低予算で組める場合があります。
ただし2014年発売なので、個体ごとの差は大きくなっています。
外観がきれいでも大量に撮影されている可能性がありますし、グリップ、液晶、ボタン、ファインダー、端子類にも経年が出ます。
機種としての評価と、その一台の状態は別物として見てください。
EOS 6D Mark II
Canonで安いフルサイズ一眼レフを探すならEOS 6D Mark IIが候補になります。
約2620万画素、約6.5コマ/秒、45点オールクロスAF、バリアングルタッチ液晶を搭載しています。
特にライブビューを使ったローアングル撮影やハイアングル撮影がしやすく、人物、家族、旅行、花、風景などに使いやすい機種です。
2026年上半期の中古取引平均価格は約8.8万円がひとつの目安。
最安だけなら6万円台の個体も見つかりますが、9万円前後まで広げると状態の違う在庫を比較しやすくなります。
メーカーの修理対応期間が2026年9月時点で2030年6月まで案内されているのも、中古選びでは確認しておきたい情報です。
EOS 6DとNikon D610
さらに予算を下げると、初代EOS 6DとNikon D610があります。
EOS 6Dは約2020万画素で、中古なら3〜5万円前後。
フルサイズらしいボケや高感度撮影を低予算で楽しめます。
ただし、キヤノンのメーカー修理対応は2025年9月末で終了しています。
2026年にメイン機として買うなら、故障したときの扱いまで考えておきたいモデルです。
D610は約2426万画素で、4〜6万円前後が目安。
こちらも2013年発売ですが、2026年9月時点ではニコンの修理受付可能製品一覧に掲載されています。
もっとも、修理受付可能製品でも故障内容や部品在庫によって対応できない場合があります。
古いモデルは「まだ修理一覧にあるから絶対安心」ではなく、購入前に最新情報を確認してください。
5D IVとD780を比べる
一眼レフでも10万円以上出せるなら、EOS 5D Mark IVやD780が入ってきます。
EOS 5D Mark IVは約3040万画素、61点AF、約7コマ/秒。
人物、風景、イベント、商品撮影まで幅広く使いやすい一眼レフです。
修理対応期間も2026年9月時点で2032年11月まで案内されているため、古い激安モデルより長く使いやすい条件が残っています。
D780は2020年発売と一眼レフでは新しく、約2450万画素。
ファインダー撮影に加え、ライブビューでは像面位相差AFを利用でき、一眼レフとミラーレスの中間のような感覚で使えます。
ただし中古価格が12〜16万円前後になると、Z 6IIやEOS R6などミラーレスも視野に入ります。
Fマウントレンズをすでに持っているのか、それともゼロからカメラ一式を揃えるのかで価値が変わります。
D850とK-1 Mark II
高画素を目的に一眼レフを探すなら、Nikon D850とPENTAX K-1 Mark IIがあります。
D850は約4575万画素。
風景、建築、商品撮影、大判プリントなど、細部まで残したい撮影に向きます。
ただし高画素になるほど、ピントや手ブレも写りへ出やすく、RAWデータも大きくなります。
K-1 Mark IIは約3640万画素で、一眼レフでは珍しく5軸ボディ内手ブレ補正を搭載しています。
風景や星景を中心に撮る人には魅力があります。
一方、中古レンズやボディの流通量はCanon・Nikonほど多くないため、欲しいレンズを先に確認しておくと安心です。
予算と用途から選ぶ
中古フルサイズは価格差が大きいため、「最も性能の高い機種」を探すより、使える総予算を先に決めるほうが選びやすくなります。
ボディの予算だけでなく、レンズ、メモリーカード、予備バッテリーまで含めて考えましょう。
5万円前後で選ぶ
5万円前後なら、基本的には中古一眼レフが中心です。
Nikon D610、D750、初代EOS 6Dあたりが見えてきます。
私なら、この価格帯ではD750を先に探します。
画素数、ファインダーAF、チルト液晶、Fマウントレンズの選択肢を考えると、写真中心なら使える場面が多いからです。
さらに安いEOS 6Dにも魅力はありますが、メーカー修理が終了している点は無視できません。
予算5万円いっぱいをボディへ使うより、状態のよい4万円台のボディと明るい単焦点レンズを組み合わせる考え方もあります。
10万円前後で選ぶ
2026年の中古フルサイズでいちばん面白いのが、この価格帯です。
EOS RP、Nikon Z 5、Z 6、LUMIX S5、さらに状態次第ではα7 IIIまで候補になります。
写真をじっくり撮るならZ 5。
写真と動画を両方使いたいならZ 6やS5。
幅広い被写体を撮りたいならα7 III。
軽さと購入価格を優先するならEOS RP。
こう考えると選びやすいでしょう。
ボディだけでなく交換レンズまで含めてセットの総額を比べると、「安いボディを買ったのにレンズで予算を超えた」という失敗を減らせます。
15万円前後で選ぶ
15万円前後まで出せるなら、型落ちでもかなり現代的なミラーレスが選べます。
Nikon Z 6II、Canon EOS R6、SONY α7Cなどです。
子どもやペットを撮るならEOS R6。
Nikon Zレンズを使いながら写真と動画を幅広く撮るならZ 6II。
旅行で荷物を小さくしたいならα7C。
この価格帯は新品APS-Cの上位モデルとも重なります。
フルサイズであることだけを理由に選ばず、撮影速度、レンズ重量、望遠撮影の有無も比べてください。
撮りたいものから選ぶ
| 撮影用途 | 候補 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 家族・人物 | α7 III、EOS R6、Z 5 | 人物AFと扱いやすい画素数 |
| 子ども・ペット | EOS R6、α7 III | AFと連写を使いやすい |
| 旅行 | EOS RP、α7C | ボディを軽くしやすい |
| 夜景 | α7 III、Z 6、S5 | 高感度と手ブレ補正 |
| 動画 | S5、Z 6II、EOS R6 | 動画機能を利用しやすい |
| 風景 | α7R III、D850、K-1 Mark II | 高画素を生かしやすい |
| 低予算 | D610、D750 | 5万円前後から探せる |
◆ユウのワンポイントアドバイス
スペック表を見続けると、画素数や連写速度が高いカメラへ目が向きます。
でも旅行で毎日持ち歩くなら、100gや200gの差のほうが満足度に影響することもあります。
「何を撮るか」に加えて「どう持ち歩くか」まで考えてみてください。
中古で確認したいポイント
中古フルサイズは、機種選びが終わってからが大切です。
同じ型番でも状態は一台ずつ違うため、価格だけでなく、その個体を安心して使えるかまで確認します。
2400万画素前後で十分
初めてフルサイズを買うと、4000万画素や5000万画素の機種が魅力的に見えるかもしれません。
しかし、ほとんどの人には2400万画素前後でも十分です。
Web、SNS、家族写真、旅行、ポートレート、一般的なプリント、多少のトリミングなら困りにくい画素数です。
むしろ高画素では、一枚あたりのデータ容量が増え、保存用SSDやパソコンにも負担がかかります。
α7R IIIやD850は、高画素を使う目的がある人が選ぶと満足しやすいモデルです。
画素数が大きいほど上位という見方をしなくても大丈夫ですよ。
手ブレ補正の有無を見る
中古フルサイズでは、ボディ内手ブレ補正の有無も確認します。
α7 III、α7C、α7R III、Z 5、Z 6、Z 6II、EOS R6、LUMIX S5、K-1 Mark IIなどはボディ側の手ブレ補正を利用できます。
一方、EOS RP、EOS R、D750、EOS 6Dシリーズなどには搭載されていません。
昼間の屋外だけなら大きな問題にならないこともあります。
しかし夜景、室内、手ブレ補正のない単焦点レンズをよく使うなら、ボディ内補正があると撮影できる場面が増えます。
マウントとレンズ代を見る
中古ボディより長く付き合う可能性があるのが交換レンズです。
SONYならEマウント、CanonミラーレスならRF、NikonミラーレスならZ、Panasonic SシリーズならLマウント。
一眼レフではCanon EF、Nikon F、PENTAX Kなどがあります。
すでにEFレンズを持っているなら、マウントアダプターを利用してEOS Rシリーズで使える組み合わせがあります。
FマウントレンズもFTZ系アダプターを利用してNikon Zシリーズで使える組み合わせがあります。
ただしレンズによってAFや対応機能が異なる場合があるため、使用予定レンズごとにメーカー情報を確認してください。
中古市場ではEF・Fマウントレンズの選択肢が多く、Eマウントも純正だけでなくさまざまなレンズを探しやすくなっています。
シャッター回数だけで決めない
中古カメラを見ると「ショット数1万回」「シャッター回数5万回」といった数字が気になります。
もちろん使用量を判断する材料にはなります。
ただし、何回なら絶対安全という数字はありません。
機種によって設計が違いますし、電子シャッター中心だったミラーレスや動画中心だった個体では、機械式シャッター回数だけで使用状況を判断できないからです。
シャッター回数が少なくても、保管環境が悪ければセンサーや端子に問題があるかもしれません。
逆に撮影枚数が多めでも、丁寧に扱われ、点検済みで保証が付いている個体なら選択肢になることがあります。
シャッター回数について詳しく確認したい場合は、中古カメラのシャッター回数の目安と確認方法で詳しく解説しています。
外観と動作を一緒に見る
購入前には、外観ランクだけではなく各部の動作まで見ます。
確認したいのはセンサー、マウント、液晶、EVF、ボタン、ダイヤル、カードスロット、USBやHDMI端子、バッテリー、グリップ、シャッター幕などです。

一眼レフならファインダー内部のカビや曇りも確認したいところ。
ボディ内手ブレ補正がある機種なら、異音やエラーがないかも見ます。
また、付属バッテリーが純正か、充電器が付くか、ボディキャップがあるかも総額へ影響します。
状態ランクの見方を含めて確認したい人は、中古カメラ購入前のチェック項目も参考にしてください。
外観がきれいだから使用量が少ないとは限りません。
動画やスタジオ撮影で固定運用されていたカメラなどは、外装がきれいでも長時間使われている場合があります。
反対に小傷があっても、動作確認済みで保証のある個体なら実用品として選びやすいことがあります。
修理できる機種か確認する
古いフルサイズを買うときは、メーカー修理が現在も受け付けられているか確認してください。
例えばキヤノンでは、2026年9月1日時点でEOS 6Dの修理対応は終了しています。
一方、EOS 6D Mark IIは2030年6月、EOS 5D Mark IVは2032年11月、EOS Rは2029年11月、EOS R6は2030年5月までの修理対応期間が案内されています。
EOS RPは同時点で終了年月が未定です。
最新情報はキヤノン「修理対応期間 個人のお客さま向け商品一覧」で確認できます。
Nikonでは2026年9月時点でD610、D750、D780、D850、Z 5、Z 6、Z 6IIなどが修理受付可能製品一覧へ掲載されています。
ただし、掲載されている機種でも故障状態や修理部品の在庫によって対応できない場合があります。
購入時にはニコン「修理受付可能な製品一覧」で最新状況を確認してください。
中古価格は数万円でも、故障後に修理できなければ買い替えになる可能性があります。
古い機種ほど購入価格だけで判断しないことが大切です。
買った後の総額まで考える
中古フルサイズでは、ボディ以外にも費用がかかります。
標準ズーム、単焦点レンズ、メモリーカード、予備バッテリー、ストラップ、バッグなどです。
初代Z 6ならXQDまたはCFexpress Type Bカードが必要なので、SDカードしか持っていなければカードとリーダーも必要になります。
フルサイズ用レンズはAPS-C用より大きく高価になりやすいため、ボディが7万円だから総額7万円というわけではありません。
例えばボディ10万円、標準ズーム6万円、予備バッテリー8千円、カード1万円なら、撮影を始めるまでに17万円を超えます。
逆に中古一眼レフなら、安くなったEF・Fマウントレンズを組み合わせて総額を抑えられる場合があります。
そして買い替えまで考えるなら、今持っている機材の価値も確認してみてください。
使わなくなったカメラや交換レンズの買取価格も確認してから予算を決めると、次のボディへ使える実質予算が分かりやすくなります。
レンズ・メモリーカードもAmazonで確認
ボディ購入後に必要になるレンズや記録メディアも、先に価格を見ておくと総予算を把握しやすくなります。
◆ユウのワンポイントアドバイス
中古の魅力は、単に新品より安いことではありません。
購入価格と売却価格の差を見ながら使えば、自分に合わなかったときに別の機種へ移りやすいところも面白いです。
私は買うときに「いくらで買えるか」だけでなく、「数年後にいくら残りそうか」も見るようにしています。
中古フルサイズのよくある質問
中古フルサイズを初めて買うときに気になりやすい疑問をまとめます。
中古フルサイズのよくある質問(FAQ)
Q1. 初心者におすすめの中古フルサイズはどれですか?
A. 静止画中心ならNikon Z 5、幅広い用途ならSONY α7 III、できるだけ低予算で軽い機種を選ぶならCanon EOS RPが候補です。
子どもやペットなど動く被写体を多く撮るなら、予算を上げてEOS R6も比較すると選びやすいでしょう。
ただし中古価格は状態と保証で変わるため、価格は一般的な目安として考えてください。
Q2. 10万円以下でもフルサイズミラーレスを買えますか?
A. 2026年9月前後なら可能です。
EOS RPは6万円台から、Nikon Z 5やZ 6は9万円台から見つかることがあります。
α7 IIIやLUMIX S5も状態によって10万円前後まで下がる個体があります。
ただし最安品には使用感の大きい個体も含まれるので、保証や状態まで確認してください。
Q3. 5万円以下のフルサイズ一眼レフはありますか?
A. Nikon D610、D750、Canon EOS 6Dなどで5万円以下の個体が見つかることがあります。
ただ、EOS 6Dはメーカー修理対応が終了しており、D610やD750も発売から長い時間が経っています。
安さだけで決めず、シャッター回数、各部の動作、保証、修理可否を合わせて確認してください。
Q4. 中古フルサイズは何年落ちまで買って大丈夫ですか?
A. 年数だけで一律に決めることはできません。
2018年前後のα7 IIIやZ 6のように現在でも実用的な機種がある一方、同じ年代でも動画やAFで古さを感じるモデルがあります。
発売年より、用途に必要な性能、個体状態、メーカー修理、交換レンズの入手性まで見たほうが確実です。
Q5. 中古フルサイズと新品APS-Cはどちらがおすすめですか?
A. ポートレート、夜景、室内撮影などでフルサイズを使う理由があるなら中古フルサイズが候補になります。
一方、野鳥やスポーツ、軽量な旅行機材、最新AFを優先するなら新品または新しいAPS-C機のほうが合う場合があります。
センサーサイズだけで決めず、レンズを含めた予算と撮影用途から選んでください。
中古フルサイズのまとめ
2026年の中古市場を見ると、フルサイズはもう「20万円以上を出さないと始められないカメラ」ではありません。
EOS RPなら6〜9万円前後、Nikon Z 5やZ 6なら10万円前後、α7 IIIも10万円台前半から探せるようになっています。
一眼レフまで含めれば、D610やD750を5万円前後から探すことも可能です。
私なら、初めて買う人にはまず10万円前後のミラーレスを見てもらいます。
写真中心ならNikon Z 5。
幅広く撮りたいならα7 III。
低予算ならEOS RP。
写真と動画ならZ 6やLUMIX S5。
子どもやペットの撮影まで考えるならEOS R6。
そして5万円前後で写真に集中するならD750も面白い選択です。
- 5万円前後ならD610やD750など一眼レフが中心
- 10万円前後ならEOS RP、Z 5、Z 6、α7 IIIが狙いやすい
- 15万円前後ならZ 6II、EOS R6、α7Cまで候補が広がる
- 最安値より状態、保証、修理可否、レンズ代を優先する
中古フルサイズで大切なのは、「一番新しい機種」を買うことではありません。
自分が撮りたい写真に必要な性能を満たした、状態のよい一台を選ぶことです。
型落ちだから撮れないわけではありません。
むしろ数年前の中上位モデルを状態のよい中古で選び、余った予算を交換レンズへ回すほうが、自分の撮りたい写真へ近づけることもあります。
価格や修理対応は変わるため、購入直前には販売店の商品状態と各メーカーの公式情報を改めて確認してください。
高額な機材になることもあるので、保証条件や故障歴について不明点があれば販売店やメーカーへ相談したうえで、最終的には自分の用途と予算に合わせて判断しましょう。